イソスミレ(磯菫)スミレ科
「イソスミレはタチツボスミレの仲間ですよ」と教えていただきました。
北海道南西部から丹後半島以北の日本海側に分布
花は直径2~2.5㎝と大輪、普段見慣れているスミレよりちょっと華やかに見えました。
イソスミレのイソは「磯」
けど、ゴツゴツとした岩場の「磯」の辺りに居たンじゃなくって咲いていたのは日本海を見下ろす砂丘に・・・
砂に埋もれてしまってるイソスミレたちもいっぱい・・・
埋もれてしまったら、もうアカンのやろか?
地下茎は砂の移動にも耐えられるように丈夫で長い、と教えていただきました。
イソスミレが好む居心地のいいところって?
砂浜に続いて砂丘があるような海岸・・・
けど、真っ先に堤防に変身するところなんですよね。
仮に堤防にならなくても、海水浴場になったり、四輪駆動車が乗り入れたり・・・
と、なったらイソスミレの居心地が悪くなります、実際、イソスミレが咲いてるすぐそばに四輪駆動車の轍の跡が続いてましたよ~~
そぉ~っとしといて欲しいなぁ・・・
ハマダイコン(浜大根)アブラナ科
ハマダイコンはダイコンが野生化したものであり、当然の事ながらダイコンそっくり・・・けど、根は太くならないでせいぜい径2㎝止まりやそうです。
砂浜でいっぱい咲いてるのを見た時、その薄紫のお花がとっても優しく見えました。
コウボウムギ(弘法麦)カヤツリグサ科:別名 筆草
全体的に堅く、晩春、ムギに似た実がなる。
かって茎の繊維で筆が作られていたそうで、書道にゆかりの弘法大師に由来し、つけられた名前です。
それでね、検索入門野草図鑑によると、雌株と雄株があるって・・・
そんなこと知らんかったんで、ただ撮ってただけなんで、雄株も雌株も解らなかったんです。
ところがですね、撮ってきた写真をもう一度見直したら、
コウボウムギの雄株
雌株が見つかりました
ハマエンドウ(浜豌豆)マメ科 レンリソウ属
和名の由来は、浜辺に生えて、エンドウマメに似ていることから
そしてね、レンリソウ属ですって?
カワラヨモギ(河原蓬)キク科
たまたま、砂浜で見かけたんですが、名前のごとく河原ででも見かけるとか?
けど、同じ名前でも、砂浜と河原と住む場所が違うと、姿もちょっと違ってるそうです、加茂町ででも・・・って教えていただきました、比べてみたいモンです。
ハマハタザオ (浜旗竿)アブラナ科
細い茎をまっすぐに伸ばしていました。茎の先っちょで咲いていた真っ白のお花はとても目立って見えました。
もう一つ名前が解らないのがアリだったんですが、解りました
ヒメスイバ(姫酸葉)タデ科
葉っぱについて
①根生葉は多数
②葉身は長さ2~6㎝
③基部が左右にはり出してほこ形となる
④茎上の葉は柄が長い
と、検索入門野草図鑑には解説があります
ちゃんと、葉っぱが写ってません・・・
春の日に訪れた日本海は穏やかでした
けど、真冬なんて雪と季節風がバンバンまともに・・・
真夏の砂浜は裸足じゃ歩けないほど熱くなるよね、
イソスミレもコウボウムギもハマエンドウもカワラヨモギもハマダイコンもハマハタザオもヒメスイバも結構厳しい環境を生き抜いてるんだなぁ・・・って。
「浜」のつく海辺の花は優しくて(道草)