【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ゼフィルス

2012-07-04 | 
大阪府能勢町三草山に「ゼフィルスの森」というのがあって、そこにはゼフィルスと呼ばれる蝶の仲間がいる・・・って、聞きました。
ゼフィルスと呼ばれている蝶は本州では主として6月から7月にかけて年に一度のみ出現し、卵で越冬するシジミチョウ科の1群の25種(日本国内では)年に一度しか会えないこと、緑色にメタリックに輝く種類が多いこと等々・・・
ゼフィルス (zephyrus)は、ギリシャ語のzephyrosから来ていて“西風”という意味で、英語のzephyr(ゼファー)というのは“そよ風”という意味だそうです。
⇒にわかゼフィルス・ファンのわんちゃん、行ってまいりました。

ゼフィルスって噂によると、高いところにとまってるのが多いらしい
そんなんやったら、撮るには難しい蝶々さんやなぁ、とか思いながら・・・(双眼鏡必携やな?とか思いながら)

「ホラホラあそこに」「えっ!どこどこ?」
ホンマに高いところで飛び交ってるのんが見えるんです、けどちっちゃなモンが飛び交ってるから撮りにくい。
ちょっと場所移動。
「あっ!ミズイロオナガシジミが居るよ」
声の方を見ると、腰のあたりまで笹が茂ってる笹藪の中の遠い笹の葉っぱにとまってる



「ミズイロオナガシジミやけど、ちょっとらしくないなぁ、高い樹のてっぺん辺りに居るはずやのに、こんなところに居るなんて」という声が聴こえてます
「いいじゃないですか、ラッキー~~」とか言いながら、腰のあたりまで茂ってる笹藪の中をかき分け近づいて行くわんちゃんでした(けど、足元笹が茂ってて見えないし、何かの蔓にひっかかりながらなんで、ちょっと怖かったのは正直なところ)


尾長の名の通り、尾が長いでしょ?
その尾を一生懸命スリスリしてるんですよ(なんでやろ?)

翅の表を見せてほしいなぁと、チャンスを狙ってたんですけど・・・
この後、ピタッと閉じてしまいました。



ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)シジミチョウ科
大きさ (前翅長)11-18mm
樹冠部を早朝、午後4時〜夕方に飛翔、日中はコナラなどの樹上の葉陰で休憩
つまり、樹のてっぺん辺りで飛びまわるのは早朝か午後4時~夕方、昼間は樹のてっぺん辺りの葉の陰で休んでいる。
笹藪の中で出合った時の「らしくないなぁ」の意味がナルホドです




前翅にリの字、後翅にレの字の黒条班を持つのが特徴のチョウ。
翅の裏面は灰白色で、後翅のVサイン模様と長い尾状突起が目立つシジミチョウ。
翅の表面は暗い灰色←この様子は撮れてません。

梅雨の間の蝶の紋様清けくも。 (道草)

この日は、ほかにも何種類かのゼフィルスが居たようなんですが、わんちゃんが撮れたのは、このミズイロオナガシジミだけでした。
【おまけ】
大阪府能勢町三草山ゼフィルスの森(14.48ha)には、日本に生息するミドリシジミ類の蝶(ゼフィルスという愛称でよばれる小型の蝶)25種のうち10種が生息しています。中でもヒロオビミドリシジミにとって、大阪府内唯一の生息地であり、日本の分布の東限になっています。
平成4年9月には、大阪府自然環境保全条例にもとづき、緑地環境保全地域に指定され、動植物の採集が禁止されています。
三草山ゼフィルスの森保全事業に取り組んでおられる大阪みどりのトラスト協会HPより ⇒こちら 


「ゆれる花」  島田陽子

ゆれる花が好き
あせび アカシア 藤の花
かすかな風にも
蝶にも感応する花が好き

ゆれるこころが好き
二つのものの間をゆれながら
わずかに均衡を保っている
よわいこころが好き

↑ 道草さんからいただきました。


三草山へ登る時、三草山から下る時、いろんな虫たちに出合ってます
次回はその時出合った虫たちを紹介します。