【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

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2014-04-02 | 木津川市植物同好会

植物観察会 2014年3月25日

 
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科

クワガタソウ属 [Veronica] (ベロニカ)
学名:Veronica persica Poiret

ベロニカとは聖なる女の人の名前なんですよ、キリストが受難で磔(はりつけ)にされて十字架を担いで歩いている時にその汗を貴婦人がぬぐってあげた・・・その貴婦人の名前がベロニカ。

属はクワガタソウ属、「どこがクワガタなんでしょうか?」

「じつは雄しべが・・・クワガタ虫、兜の前垂れこの形ですね、ク・ワ・ガ・タ」

ナルホドです

ミチタネツケバナ(道種漬花) アブラナ科

花時も根生葉が有り茎には葉が少なくって毛が生えてない花もちっちゃい

タネツケバナ(種漬花)アブラナ科

この花が咲くころ田植えの準備に種もみを水につけることから生まれた名という

ホトケノザ(仏の座)シソ科 オドリコソウ属


ジィ~っと観てもらったら蕾のようなモノが見えますね、ちっちゃいちっちゃい蕾のようなモノ待ってても咲かない、閉鎖花といって花は咲かないでそのまま中で自分の花粉を自分のメシベにつけてしまいます、そのまま種つける、花にとって閉鎖花とはどういったところがお得にできてるのか?
虫が来なくっても子孫を残せる、春先の虫の少ない時は絶対お得、花粉もたくさん作らなくってもいい、花も小っちゃくても済む、少ない栄養で子孫残せるから・・・なんと、経済的に出来てるなぁ。但し、環境のゴツイ変化が起きた時、耐えられるか?っと言われれば、遺伝子がぜんぶ同じなんで、全部一斉に死んでしまうっという危険性もアリ・・・う~~NN
春の七草のホトケノザっとは違いますよ。
牧野富太郎博士は「コレは春の七草のホトケノザとは違う、まずいモノの代表だ!」っと・・・

ヒメオドリコソウ(姫踊子草) シソ科 オドリコソウ属


ホトケノザもヒメオドリコソウも種を採るのはタイヘン難しい、なんで難しいかっというと、蟻と取り合いっこになるから、蟻の大好物が種についてるから、実が出来たなっと思ったら蟻が取っていってしまいます、大好物のところだけ取って種はじぶんの巣の近くにほかしてしまう、この植物にとって自分のタネを親から離れたところまで運んでくれて、蟻が良く耕した土のところに蒔いてくれる・・・こういうのはアリ散布植物っといいます、スミレの仲間もそうです。

ショウジョウバカマ(猩々袴 )ユリ科


ここら辺りには、ようけ咲いてました、湿った場所が好きなようです。
ショウジョウバカマの名前は紅色の花を能楽で使う能装束の空想上の「猩々」(オランウータンの意味もある)赤い頭の毛と見立て、花の下の葉を袴と考えたものだと言われています。っとありますが、ここのは薄いピンク色でしたね。
成長すると茎だけニョキニョキっと5~60㎝も伸びるそうです、ソレは花が咲き終わったら種を飛ばさないと、種は高いところから飛ばした方が有利っということで伸びるんですね。

シュンラン(春蘭 学名: Cymbidium goeringii)ラン科

単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭で、土壌中に根を広げる地生蘭の代表的なものでもある。
名称の由来は「春蘭」で、春に咲くことから。

ヒサカキ(柃) ツバキ科


ビシャコともいいます、神様にも仏様にもお供えしてますねぇ。
花を見ると雌花だったらメシベだけしか無い、雄花だったらオシベがいっぱい、なかには両方持った木も、雌木、雄木と分けられるかといえば、そうでもないらしい。
カワイイお花なのに匂いがどうも・・・っとおっしゃるんですが、わんちゃん的には別にぃってカンジ、鼻、悪なったんかなぁ??

ヤマネコノメソウ〈山猫の目草〉ユキノシタ科


この葉っぱは互生ですね(茎の間に付く葉は1~2枚と少数で、互生する)対生につくのはネコノメソウです。
ここで、わんちゃんはハッとしました、以前N先生が「わんちゃんネコノメソウの写真撮る時、茎の葉っぱの付き具合をしっかり撮っといてや、そこが肝心やから」っておっしゃったことがありました、ちゃんと理解してなくって猫の目のような様子ばっかりに夢中になって撮ってた時があったんですよ、このことなのね!
しかしですね、ネコノメソウには未だに出合ってませんね。

ハコベ(繁縷)ナデシコ科


雌しべの先が三つに分かれているのがハ・コ・ベ。
(ちょっと大きいのでウシハコベかな?っと思った時はメシベの先が五つに分かれていたらウ・シ・ハ・コ・ベ)
ウシハコベ過去に撮ってました ➱こちら
花びらは何枚に見えますか?10枚に見えますが下の方でひっついてますんで5枚です、ハコベの仲間は花びらが切れ込んでいて10枚に見えます、例外にノミノツヅリがあり花びらが切れ込まないで5枚ナデシコ科で同じなんですが、属が違う、ハコベ属とノミノツヅリ属。

クラマゴケ(鞍馬苔)イワヒバ科

別名:エイザンゴケ
苔っとついてますがシダの仲間です
名前の由来:京都の鞍馬山から。

クラマゴケは多年草です。日本ほぼ全土の山林の地表などに自生しています。地表を這い小さな群落を作ります。葉は燐片でよく分岐します。地上を這い、葉も小さいことからコケ植物に似ていますがシダ植物です。

ツルアリドオシ(蔓蟻通し) アカネ科

ちっちゃなちっちゃな赤い実が一つ、5mmぐらいかな?

ツクシがもうそろそろ終わりかけかなぁってカンジでしたが、あっちこっちで見られました、H先生が「ツクシの胞子は面白い動きをするんですよ、ぜひ映画的に撮りたいなって思うんだけど、なかなか難しくって・・・」っと、おっしゃってました。
スギナの胞子の乾湿運動:そよ風のなかで ➱こちら

シダをいろんな種類観察しました、名前だけでも・・・
フモトシダ、ヘラシダ、イノデ、イノモトソウ、オオバイノモトソウ、オオイタチシダ、ハカタシダ、ヤノネシダ、カナワラビ、コバノカナワラビ、リョウメンシダ、ハシゴシダ、ベニシダ等々

ぐる~っと植物観察しながら元の場所に戻ってきました、ツクシが群生「お金のかからないおかずを考えようっと、今夜は一品、卵とじが追加できるわ」っておっしゃりながらMさんが摘んではりました、わんちゃんもちょこっとお手伝い・・・

N先生 H先生を中心に15人の参加がありました、 H先生がず~っと解説してくださって必死にメモメモのわんちゃんでした。


【おまけ】
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科 オダマキ属


ナズナ(薺)アブラナ科


タンポポ(蒲公英)キク科


ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科