登山口駐車場のバス停で集合
「何があるかは見てからのお楽しみ!!」っとおっしゃるH先生について歩きます。
歩き始めて10分ぐらいのところで右の山肌に真っ青なアジサイ。
この日のハイライトはなんと言うても
ギンバイソウ(銀梅草).アジサイ科
川沿いにいっぱい咲いていました。
ギンバイソウの葉には特徴があって、花のすぐ下の葉をのぞき、葉先が2つに分かれる傾向があります(下の写真)
ツクバネ(衝羽根)ビャクダン科
小枝の先がツクバネの形になっている。
ツクバネの果実(&苞)がもうちょっと大きくなったのを塩漬けにして保存し、お正月の吸い物の椀種にすると良い。格好がいいのでお祝いの膳に・・・
マタタビ(木天蓼(「もくてんりょう」とも読む)マタタビ科
「猫にマタタビ」っと言うじゃないですか、ウチのフウにお土産に・・・ ⇒こちら
マタタビは果実より虫こぶの方が薬効(生薬:木天蓼)があるみたいです。
果実は食用として
採取法:葉はやわらかい若々しいものを枝先から摘み取る、花も・・・
料理法:葉と花は多めに塩を入れた熱湯で茹で水にさらしておひたし、辛子和えなど。塩をきかせた花の酢の物は酒の肴に好適
果実は塩漬けにして酒の肴に、果実酒には実の3倍量のホワイトリカーに漬け、3~4ヶ月後から飲める。
マタタビの塩漬け
①果実はきれいに水洗いし、水けをきる。
②容器に果実1ℓ塩100gを入れて漬け込む
昔、、「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」っという説もあります。
ハナイカダ(花筏)ミズキ科 別名:ヨメノナミダ
葉の中央に花をつけ花後は葉の上にクロマメのような実がなる。その姿がちょうどいかだに乗った船頭さんのように見えるので「花筏」の名がついた。
雌株は花後に果実をつけます。果実は1枚の葉に1コがなり、夏に黒紫色に熟します。若葉は山菜のように天ぷらや茹でて食べることができます。
↑ 花の時季 2010.5.12 山城森林公園
アブラチャン(油瀝青)クスノキ科
見上げるとキレイなツルツルの実が・・・
春一番に黄色い花が咲きます
「果実はですね、行灯やランプのアブラに使ってました」
シオデ(牛尾菜)ユリ科
アイヌ語のシュウオンテから由来されるもの、っと言われているがシュウオンテの意味は不明。
若芽は生のまま薄めの揚げ衣をつけて天ぷらに、若芽、若菜、つぼみは塩ゆでして冷水で冷まし、おひたし、酢の物、ごまあえなどに。汁のみや卵とじにも良い。アスパラガスに似ているのでサラダ、バター炒めなど洋風料理にもイケル。
ツノハシバミ(角榛)カバノキ科
食用ナッツのヘーゼルナッツが実るセイヨウハシバミ はヨーロッパ原産の本種の近縁種である。wikipedia
エビガライチゴ(海老殻苺) バラ科
おぉ~ なんと、毛深いことよ・・・それに刺も・・・
(試食しはった感想を聞いてなかったわ)
モミジカラスウリ (紅葉烏瓜) ウリ科
花は小さく3センチ以下(確かに)果実は長さ10cmになり赤色、だいだい色の縦スジがある(そうです)
コクサギ(小臭木)ミカン科
「この葉っぱの匂いは?いい匂いですか?どうですか?」
「ワカラヘン」という声も
「ちょっと揉んでみて」葉っぱを、ぐしゅぐしゅっと揉みます、そして匂いを嗅ぎます
「あぁ~匂います、匂います、いい匂いの部類です」
「嫌な臭いじゃないですぅ・・・」
「悪臭がするっと図鑑には書いてありますがね」
「良い匂いです」
「この葉っぱを見てください、特徴ある付き方をしてますね」
「あっ!右右、左左、右右、左左・・・」
「ふたつづつ、互生でもなし対生でもなし、コレをコクサギ型葉序っと言います、葉っぱの出方です」
イソノキ、ヤマコウバシ、ヤブニッケイ、など、一部コクサギ型葉序だそうです、が、なんてったって本家本元はコクサギでしょうかしら?
そこで、わんちゃん的には庭のサルスベリを思い出す、右右、左左、なんですね。
コクサギの葉っぱは照かってました。
サルナシ(猿梨)マタタビ科
キーウィとよく似てる、
試食してみたけど、まだ熟してなくってアカンかった。
ウシタキソウ ホタルブクロ
ウシタキソウ(牛滝草)アカバナ科
わんちゃん的には最初ミズタマソウっと思いました、ふたつともよく似てるんです、ウシタキソウの特徴 ⇒こちら
ホタルブクロ(蛍袋)キキョウ科
山肌でポワッと浮き立つように真っ白な・・・
(ウチの近所で蛍が出没していた40年前のことホタルブクロに蛍を入れて口をつまみ「ほわ~~ほわ~~」っと蛍の光を楽しんだことがありました。)
クジャクシダ(孔雀羊歯)ホウライシダ科
孔雀が羽を広げたような草姿。
ヤマガシュウ キブシ
ヤマガシュウ(山何首烏)ユリ科
山地に生える落葉つる性植物です。サルトリイバラ(猿捕り茨)と似ていますが,葉っぱの葉脈に違いがあるようです、実がなると一目瞭然サルトリイバラは赤、ヤマガシュウは秋も深まると藍黒色に熟す。
キブシ(木五倍子)キブシ科
和名はタンニンを多く含むこの果実が、染料の原料である五倍子(ふし)の代用として、黒色の染料に使われたことによります。昔、女性が歯を染める(お歯黒)のに、この果実を乾燥させて粉にし、五倍子(ふし)の代用にしていたといわれています。
コアカソ
昔、繊維をとった、
ヤマブキ クマシデ
ヤマブキ(山吹)バラ科
“七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき”一重の花には実がなります。
もともと、ひとつの果実なんだけど、分かれるんですね。やがて真っ黒になります。
井手町玉川べりのヤマブキは有名です。
クマシデ(熊四手)カバノキ科
果穂は、種子を抱いた果苞(葉の変形)が、房状になったもの。
シデの名は、この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、紙を折ったもの)に見立てた。
トチバニンジン(栃葉人参)ウコギ科
生薬名:竹節人参
葉がトキノキの葉に似てるところから、生薬名の竹節人参は地下の根茎が横に長く伸び、竹の地下茎のようにところどころ節があることから。
薬効:健胃、去痰
クルマバナ タケニグサ
クルマバナ (車花)シソ科
茎先や上部の葉のつけ根に淡い紅紫色の唇形の花を数段輪生する。なので和名の由来は、花が車軸状につくことからきている。
タケニグサ(竹似草)ケシ科
茎が中空で竹に似ている草なのでついた名
ダンコウバイ クマワラビ
ダンコウバイ(檀香梅)クスノキ科
グー、チョキ、パーっと葉っぱの形が異なるって?
クマワラビ:オシダ科
先の方にソーラスがつく
ムラサキニガナ(紫苦菜)キク科
下向いて咲いてる、1センチ足らずのちっちゃな紫色の花
キツリフネ(黄釣船)ツリフネソウ科
全草有毒!!(え~っ!!初耳 食べてはダメなんですね、食べる人はいないと思いますけど・・・)
わんちゃんが初めてキツリフネに出会ったのは童仙房での観察会の帰りしな御籔で ⇒こちら
ミゾホオズキ モミジガサ
ミゾホオズキ(溝酸漿)ゴマノハグサ科
ちょっと湿地の場所に居ましたね。1~1.5センチぐらいの筒状の花です。
モミジガサ(紅葉笠)キク科
夏に茎上部で分岐し、円錐状に白い小さい花(頭花)を付けます(ちょっと早かったのかな?)
ショウマの仲間ですトリアシショウマ?それともアカショウマ?
ヤマアジサイ
ごくごくフツーの野生のアジサイ、金剛山山麓では満開中でした
「ここで観察は終わりにしようと思います、健脚の方はカトラ谷の方へ行くとお花畑になってると思いますよ」「ここで終わりでいいです、まだ先に行くにはそのようなモードで出発しないと、アカンと思います」「もういっぺん是非とも来たいです」っというのが全員の感想でした。
ニリンソウもクリンソウもオオバアサガラもヤマシャクヤクも見たいよね、咲く時期がビミョーにずれるからいっぺんではアカンみたいやね。
金剛山は花の種類が多いっということですね。
ぬわ~~っとした暑さは感じられませんでした、さすが金剛山ですね。
花が咲く時季に金剛山に行って、ぜひとも見たい花たち
フサザクラ
クサアジサイ、ヤマガシュウ、サルナシ、トチバニンジン、アブラチャンetc.
「何があるかは見てからのお楽しみ!!」っとおっしゃるH先生について歩きます。
歩き始めて10分ぐらいのところで右の山肌に真っ青なアジサイ。
この日のハイライトはなんと言うても
ギンバイソウ(銀梅草).アジサイ科
川沿いにいっぱい咲いていました。
ギンバイソウの葉には特徴があって、花のすぐ下の葉をのぞき、葉先が2つに分かれる傾向があります(下の写真)
ツクバネ(衝羽根)ビャクダン科
小枝の先がツクバネの形になっている。
ツクバネの果実(&苞)がもうちょっと大きくなったのを塩漬けにして保存し、お正月の吸い物の椀種にすると良い。格好がいいのでお祝いの膳に・・・
マタタビ(木天蓼(「もくてんりょう」とも読む)マタタビ科
「猫にマタタビ」っと言うじゃないですか、ウチのフウにお土産に・・・ ⇒こちら
マタタビは果実より虫こぶの方が薬効(生薬:木天蓼)があるみたいです。
果実は食用として
採取法:葉はやわらかい若々しいものを枝先から摘み取る、花も・・・
料理法:葉と花は多めに塩を入れた熱湯で茹で水にさらしておひたし、辛子和えなど。塩をきかせた花の酢の物は酒の肴に好適
果実は塩漬けにして酒の肴に、果実酒には実の3倍量のホワイトリカーに漬け、3~4ヶ月後から飲める。
マタタビの塩漬け
①果実はきれいに水洗いし、水けをきる。
②容器に果実1ℓ塩100gを入れて漬け込む
昔、、「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」っという説もあります。
ハナイカダ(花筏)ミズキ科 別名:ヨメノナミダ
葉の中央に花をつけ花後は葉の上にクロマメのような実がなる。その姿がちょうどいかだに乗った船頭さんのように見えるので「花筏」の名がついた。
雌株は花後に果実をつけます。果実は1枚の葉に1コがなり、夏に黒紫色に熟します。若葉は山菜のように天ぷらや茹でて食べることができます。
↑ 花の時季 2010.5.12 山城森林公園
アブラチャン(油瀝青)クスノキ科
見上げるとキレイなツルツルの実が・・・
春一番に黄色い花が咲きます
「果実はですね、行灯やランプのアブラに使ってました」
シオデ(牛尾菜)ユリ科
アイヌ語のシュウオンテから由来されるもの、っと言われているがシュウオンテの意味は不明。
若芽は生のまま薄めの揚げ衣をつけて天ぷらに、若芽、若菜、つぼみは塩ゆでして冷水で冷まし、おひたし、酢の物、ごまあえなどに。汁のみや卵とじにも良い。アスパラガスに似ているのでサラダ、バター炒めなど洋風料理にもイケル。
ツノハシバミ(角榛)カバノキ科
食用ナッツのヘーゼルナッツが実るセイヨウハシバミ はヨーロッパ原産の本種の近縁種である。wikipedia
エビガライチゴ(海老殻苺) バラ科
おぉ~ なんと、毛深いことよ・・・それに刺も・・・
(試食しはった感想を聞いてなかったわ)
モミジカラスウリ (紅葉烏瓜) ウリ科
花は小さく3センチ以下(確かに)果実は長さ10cmになり赤色、だいだい色の縦スジがある(そうです)
コクサギ(小臭木)ミカン科
「この葉っぱの匂いは?いい匂いですか?どうですか?」
「ワカラヘン」という声も
「ちょっと揉んでみて」葉っぱを、ぐしゅぐしゅっと揉みます、そして匂いを嗅ぎます
「あぁ~匂います、匂います、いい匂いの部類です」
「嫌な臭いじゃないですぅ・・・」
「悪臭がするっと図鑑には書いてありますがね」
「良い匂いです」
「この葉っぱを見てください、特徴ある付き方をしてますね」
「あっ!右右、左左、右右、左左・・・」
「ふたつづつ、互生でもなし対生でもなし、コレをコクサギ型葉序っと言います、葉っぱの出方です」
イソノキ、ヤマコウバシ、ヤブニッケイ、など、一部コクサギ型葉序だそうです、が、なんてったって本家本元はコクサギでしょうかしら?
そこで、わんちゃん的には庭のサルスベリを思い出す、右右、左左、なんですね。
コクサギの葉っぱは照かってました。
サルナシ(猿梨)マタタビ科
キーウィとよく似てる、
試食してみたけど、まだ熟してなくってアカンかった。
ウシタキソウ ホタルブクロ
ウシタキソウ(牛滝草)アカバナ科
わんちゃん的には最初ミズタマソウっと思いました、ふたつともよく似てるんです、ウシタキソウの特徴 ⇒こちら
ホタルブクロ(蛍袋)キキョウ科
山肌でポワッと浮き立つように真っ白な・・・
(ウチの近所で蛍が出没していた40年前のことホタルブクロに蛍を入れて口をつまみ「ほわ~~ほわ~~」っと蛍の光を楽しんだことがありました。)
クジャクシダ(孔雀羊歯)ホウライシダ科
孔雀が羽を広げたような草姿。
ヤマガシュウ キブシ
ヤマガシュウ(山何首烏)ユリ科
山地に生える落葉つる性植物です。サルトリイバラ(猿捕り茨)と似ていますが,葉っぱの葉脈に違いがあるようです、実がなると一目瞭然サルトリイバラは赤、ヤマガシュウは秋も深まると藍黒色に熟す。
キブシ(木五倍子)キブシ科
和名はタンニンを多く含むこの果実が、染料の原料である五倍子(ふし)の代用として、黒色の染料に使われたことによります。昔、女性が歯を染める(お歯黒)のに、この果実を乾燥させて粉にし、五倍子(ふし)の代用にしていたといわれています。
コアカソ
昔、繊維をとった、
ヤマブキ クマシデ
ヤマブキ(山吹)バラ科
“七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき”一重の花には実がなります。
もともと、ひとつの果実なんだけど、分かれるんですね。やがて真っ黒になります。
井手町玉川べりのヤマブキは有名です。
クマシデ(熊四手)カバノキ科
果穂は、種子を抱いた果苞(葉の変形)が、房状になったもの。
シデの名は、この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、紙を折ったもの)に見立てた。
トチバニンジン(栃葉人参)ウコギ科
生薬名:竹節人参
葉がトキノキの葉に似てるところから、生薬名の竹節人参は地下の根茎が横に長く伸び、竹の地下茎のようにところどころ節があることから。
薬効:健胃、去痰
クルマバナ タケニグサ
クルマバナ (車花)シソ科
茎先や上部の葉のつけ根に淡い紅紫色の唇形の花を数段輪生する。なので和名の由来は、花が車軸状につくことからきている。
タケニグサ(竹似草)ケシ科
茎が中空で竹に似ている草なのでついた名
ダンコウバイ クマワラビ
ダンコウバイ(檀香梅)クスノキ科
グー、チョキ、パーっと葉っぱの形が異なるって?
クマワラビ:オシダ科
先の方にソーラスがつく
ムラサキニガナ(紫苦菜)キク科
下向いて咲いてる、1センチ足らずのちっちゃな紫色の花
キツリフネ(黄釣船)ツリフネソウ科
全草有毒!!(え~っ!!初耳 食べてはダメなんですね、食べる人はいないと思いますけど・・・)
わんちゃんが初めてキツリフネに出会ったのは童仙房での観察会の帰りしな御籔で ⇒こちら
ミゾホオズキ モミジガサ
ミゾホオズキ(溝酸漿)ゴマノハグサ科
ちょっと湿地の場所に居ましたね。1~1.5センチぐらいの筒状の花です。
モミジガサ(紅葉笠)キク科
夏に茎上部で分岐し、円錐状に白い小さい花(頭花)を付けます(ちょっと早かったのかな?)
ショウマの仲間ですトリアシショウマ?それともアカショウマ?
ヤマアジサイ
ごくごくフツーの野生のアジサイ、金剛山山麓では満開中でした
「ここで観察は終わりにしようと思います、健脚の方はカトラ谷の方へ行くとお花畑になってると思いますよ」「ここで終わりでいいです、まだ先に行くにはそのようなモードで出発しないと、アカンと思います」「もういっぺん是非とも来たいです」っというのが全員の感想でした。
ニリンソウもクリンソウもオオバアサガラもヤマシャクヤクも見たいよね、咲く時期がビミョーにずれるからいっぺんではアカンみたいやね。
金剛山は花の種類が多いっということですね。
ぬわ~~っとした暑さは感じられませんでした、さすが金剛山ですね。
花が咲く時季に金剛山に行って、ぜひとも見たい花たち
フサザクラ
クサアジサイ、ヤマガシュウ、サルナシ、トチバニンジン、アブラチャンetc.