【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

松尾芭蕉:義仲寺(ぎちゅうじ)

2019-05-15 | いきいき健康ウォーク
NHK「偉人たちの健康診断」という番組がある。
松尾芭蕉が取り上げられていた。
何とはなしに観ていたら、つい最近「精華町いきいきウォーク」で歩いたとこのお寺(義仲寺)がどうのこうのと・・・
木曽義仲はもちろんのこと芭蕉さんにもなんか深い縁があるとか・・・
お寺の境内では撮影フリーとかでいろんなとこパチパチ撮らせていただいた。

芭蕉は旅先の大阪で生涯を閉じました。
その墓は意外なとこにあります、琵琶湖のほとりにたたずむ小さな寺「義仲寺」

芭蕉のお墓⇒松尾芭蕉の本墓


「なぜ?芭蕉は琵琶湖のほとりに眠っているのでしょう?」
それは奥の細道の旅を終えた47歳の時のこと、芭蕉は琵琶湖を訪れ旅の疲れを癒そうと大津の弟子が用意してくれた庵に入ります。この時、琵琶湖の広々とした景色に心を打たれました。



「かりそめに入った山だが、もう二度と下りたくないと思い始めた」
美しい景色に安らぎを覚えた芭蕉、そんな芭蕉を優しく迎えてくれた近江の人々。

こんな句を残しています。


『行春(ゆくはる)をあふミ(おうみ)の人とおしみける』 芭蕉桃青(ばしょうとうせい)
人生という長い旅を終えたらここに眠りたい
遺言で芭蕉は弟子たちの手で琵琶湖のほとりに葬られました。
芭蕉の魂は今も俳句という文学の中に生き続けているのです。
(NHK「偉人たちの健康診断」ナレーション一部抜粋)

義仲寺にある芭蕉像。

芭蕉は普段でも僧のような姿をしていたのだろうか。
杉風(さんぷう)の作。芭蕉の実物像に近いといわれている。

芭蕉さん愛用の杖


翁堂(おきなどう)


芭蕉天井絵図:伊藤若冲筆四季花卉(かき)の図


芭蕉翁は元禄七年(1694)十月十二日午後四時ごろ、大坂の旅舎で亡くなられた。享年五十一歳。遺言に従って遺骸を義仲寺に葬るため、その夜、去来(きょらい)、其角(きかく)、正秀(まさひで)ら門人十人、遺骸を守り、川舟に乗せて淀川を上り伏見に至り、十三日午後義仲寺に入る。十四日葬儀、深夜ここに埋葬した。門人ら焼香者八十人、会葬者三百余人に及んだ。
其角の「芭蕉翁終焉記」に「木曽塚の右に葬る」とあり、今も当時のままである。墓石の「芭蕉翁」の字は丈艸(じょうそう)の筆といわれる。
芭蕉翁の忌日は「時雨忌」といい、当寺の年中行事で、現在は旧暦の気節に合わせて、毎年十一月の第二土曜日に営む。
(義仲寺案内より)