【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

蒲公英の考察

2021-03-21 | 折々の花
めくってもめくってもページが黄色のタンポポで埋め尽くされている。台紙に25輪ずつ貼られた花は計8664輪。大阪市のビルの一室に過去2年分のタンポポが保管されている。
セイヨウタンポポなど外来種と、カンサイタンポポなど在来種の「勢力図」を作るためだ。半世紀前、「自然破壊が進むと外来種が増える」と考えた学生たちが調査を始めた。5年おきに市民から花を摘んで送ってもらい、地図に採取地点を記した。
高校で生物を教える木村進さん(67)は大学生以来ずっと調査の牽引役。「造成地に強い外来種は駐車場や道路脇に、在来種はあぜ道や雑木林に生えます」
見分け方は簡単で、外来種は花の下の緑色の部分が「ひげ」のように反り返っている。
調査は西日本の府県に広がる。驚くことに、大阪府では外来種が2005年をピークに減り始めた。「在来種の盛り返しは、バブルが去り、都市部にも里山的な環境が戻った証拠でしょう」近年は「雑種」も増えており一輪一輪の花粉を顕微鏡で分類する。
「我邦全土ニ普ネキニ至ラン」。植物学者の牧野富太郎は明治後期、セイヨウタンポポが日本中に広がると予言した。的中はしたが、さすがの牧野博士も子どもからお年寄りまでこれほど大勢が調査を楽しむ時代がくるとは予想しなかっただろう。
つい先日、アスファルトの間に1輪を見つけた。教わった通り花の裏をのぞくと、立派な「ひげ」が。外来種らしい。まぶしい黄色が春の訪れを告げていた。
朝日新聞2021年3月18日朝刊一面天声人語

散歩道でタンポポ咲いてます、わんちゃん的にはついついお花をひっくり返して花の裏を見てしまいます。
農道を歩いていると、5㍍と離れてない道端にカンサイタンポポ(在来種)とセイヨウタンポポ(外来種)が混在している。

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、学名 Taraxacum officinale)キク科


 

ヨーロッパ原産の帰化植物。環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。日本の在来種とは外側の総苞の反る点が異なる。Wikipedia⇒こちら

カンサイタンポポ(関西蒲公英、Taraxacum japonicum )キク科
 



セイヨウタンポポに比べて頭花が小さく、小花の数が少ない。総苞外片は反り返らず、角状突起はほとんどない。Wikipedia⇒こちら

ウチに帰ると庭でシロバナタンポポが存在感あり。花の裏を見ると、どうやら在来種らしい。Wikipedia⇒こちら

シロバナタンポポ(白花蒲公英、学名: Taraxacum albidum)キク科

A子さんが散歩道から写メ送ってくれました

タンポポやね、今日の天声人語で話題になってたよね、花の裏側見てみて。

花の裏、そっくり返ってないカンジ?やね?
だったら、カンサイタンポポかも?

ついでのことに、青い小っちゃいのんは、オオイヌノフグリ、晴れてるときしか咲かないよ、ピンクなのはヒメオドリコソウ
スマホがiPhoneやったら『ハナノナ』アプリで写メした花の名前が分かるはず、試してみて。