【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

目からウロコ! 放流モンダイ

2022-03-26 | 折々の花~お庭編~
鉄崎幹人57歳、愛してやまないものについて語りつくす、『午後のTEPPAN』月曜日は生物や植物、自然、農業などにスポットを当てた『クローズアップ生き物』 2022年3月21日月曜日

三重県伊勢市で地元の団体が鯉を放流をしたっということがテレビ、ラジオ、ネットでニュースになった。
10年前ならギリギリ鯉の放流は行われていた。今は鯉の放流は環境に悪だということはもうわかってるはず。外来魚の箱にブラックバス、ブルーギルを入れてそこに鯉も環境に悪影響を及ぼす基本外来種ですと、静岡大学の加藤英明先生⇒こちらはずっと訴えてきた、のに、久しぶり今、この時代にまさかこんなことをやる団体が居るとは・・・
三重県伊勢市のとある川に川をきれいにする活動を行う地元のグループや用水路の工事を行う会社らおよそ30人が参加し稚魚130匹が放流されました。黄金色や赤色が美しい鯉の稚魚(これらは錦鯉)を放流した人は「魚とかザルガニとかいろんな生き物がたくさん増えて地域の子供たちが遊べるようなそんな川になればいいかなっと思っています。」一見、いいことを言ってるようですがザルガニは全部アメリカザルガニ、外来種です。「放流された稚魚は気持ちよさそうに川の中を泳いでいました」という記事。
間違いを指摘していきます
1. 鯉は日本の魚ではありません。
在来の大昔から居る日本の鯉というのは関西の淀川水系と高知の四万十川水系に細々としか居ません、今見かける鯉のほとんどはそこにしか残っていないんですよ。我々が近くの池とか川で見る黒い鯉(野鯉)は野鯉っとよんでるが、全部大陸から来た外来種です。特にその中で錦鯉は更にそれ(野鯉)を改良して人間が色をつけた人工的な生き物なので金魚と同じなんですよ。
よく考えて欲しいのは、ニワトリって人間が作り出した家禽(かきん)、ニワトリが公園をパタパタ歩いてたらおかしいでしょ?雀が居てもおかしいとは思わないけどニワトリが居てたら「何でこんなとこにニワトリが居るの?」って。それと同じなんですよ、錦鯉が泳いでることっていうのは。鯉は基本的に圧倒的にほぼ今よく見かける鯉は外来、大陸系の鯉なんですよ。
2.この団体が言ってたセリフで「昔のように川がキレイになればいいなっと思って鯉を放流した」っと。コレは真逆です。
鯉を放流しても川の水質浄化にはまったくならないです。川を元々水質浄化してくれるのはシジミ、エビ、水草などが川をきれいにしてくれる。だけど、鯉というのは、基本的にはどんな汚れた川ででも生きていける、めちゃめちゃ汚れてても生きていける。さらに鯉はもともと川をきれいにしてくれるシジミやエビをバクバク食べる。何で、鯉の放流が悪いかというと、川がキレイになるんではなくキレイさっぱり何もなくなるってことを覚えておいてください。鯉はシジミ大好きエビ大好き魚の卵も食べちゃう、魚自体も食べてしまう、鯉は草食やないんです、雑食なんですから。さらにサラダも食べるので水生植物まで食べてしまう、本来水をきれいにしてくれたり他の魚のよりどころ、卵を産む場所である水生植物まで食べてしまう、トンボのヤゴも食べてしまう、鯉を放流するとその鯉しかいなくなる、さらにその鯉が居ることによって、散歩してる人が「川に鯉が居る良いなぁ可愛いなぁ」っと言いながら餌を与えることによって残ったエサは沈んで栄養がありすぎる川の富栄養化というのを起こしますから当然プランクトンが増えすぎて水は汚れる。
鯉を放流して川に良いことは一つもないということを覚えておきましょう。
コレって、こういうことを知らずにやってるのか?知っててやってる確信犯なのか?どっち?
ただ、こういったことを視点だけ変えると、人間にとって心地よいっと言うことが言える。例えばその川の中にいろんな生き物生物多様性があったとしても、人間は観ない、人間が見るのはパクパクしてる鯉だけ。そういう鯉だけが泳いでる川のほとりを散歩するのは人間のとってキモチいい、きれいな錦鯉の方がさらに美しくてキモチいい、っという人間目線にだったらこれは正解。
人間目線にたっての行動、でもこれは良くない、人間に返って来るんだから。
3.放流にはいい放流と悪い放流がある
外来種の外(がい)は外国から来た生き物じゃないっということ。外(そと)から来たということ、
例えば日本国内でも西日本に居るホタルの幼虫を東日本の川にばらまいたらコレは外来種。国内移入種という。DNAは変わってしまうから、メダカの放流もよくされてますよね、全然違う川から違う川に放流したら、もうそれは外来種なんですよ。そこをしっかり認識すること、あと一つは生き物っと言うのは非常にデリケートなんで、ここは水がキレイだから生きていけるだろうとばらまいたとしても生きていけないことって結構あるんですよ。水草が無い、卵産めないとか、良い例が『浜名湖』水がすごいキレイになった「あっいいね!」ところがアサリは激減している。
つまり、我々が思っている以上に彼らはデリケートなんで、キレイなだけではダメなんですよっという問題がある訳なんです。
人間目線と生態系目線とでは全然違うんですよ。そもそも人間は放流で数を増やせばいいっという考えがありますから放流で数を増やせば環境保全になるっと言う考えが間違っている。放流するのではなく、例えばホタルを増やしたい、だったら、ホタルの幼虫を違うところから持ってきて、放流して増やすのではなく、本来ホタルが棲んでいた環境を取り戻してやることが一番大事なんですよ、そのホタルが棲める環境を取り戻してやれば放流なんかしなくてもホタルは勝手にやってくる。ソレが生き物たちの世界なんですよ。
4.この出来事をメディアは美談として放送している。
名古屋の放送局ニュースで「さっき放流された稚魚は気持ちよさそうに川の中を泳いでいました。」良いことをしましたねっと放送している。子供たちがニコニコして放流している姿を見る、問題はここにある、「あぁ~鯉の放流は良いことなんだな」っと思って勘違いする人たちはいっぱいいる。池の水を抜いたっと言うスタッフ達は悲しんでると思う、コレを美談としてニュースで放送してしまった放送局もかなり問題ありと思う。放流と言う問題は難しい問題だと思うが、やっぱり、人間目線ではなく生態系目線で物事を考えることが一番大事だと思う。それで答えは出ると思う。
鉄崎幹人のWASABI:SBSラジオ [静岡放送]⇒こちら

オカメザクラ(おかめ桜)バラ科

2022年3月23日

ウチの桜です、ソメイヨシノよりも早く咲くッと自慢の『オカメザクラ』
オカメザクラ(おかめ桜)は、イギリスの桜研究家イングラム氏が、カンヒザクラ(寒緋桜)と マメザクラ(豆桜 )を交配して作出した栽培品種です。
2月下旬~3月中旬にかけて見頃となる早咲きのサクラ。
花は小ぶり、濃いめのピンク色で一重咲き、花弁は平開せず下向きに咲きます。

クリスマスローズ キンポウゲ科 
別名:ガーデン・ハイブリッド、レンテンローズ、ヘレボルス・ヒブリドゥス

庭のあっちこっちにクリスマスローズが咲いてます、👆の株がイチバン立派。