【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より10/1 10/8 10/15 10/22 10/29

2023-10-31 | 日記
朝日歌壇の入選歌から、戦争を詠んだ歌を。
選者は高野公彦さん、永田和宏さん、馬場あき子さん、佐佐木幸綱さんです。

<永田和宏選>
ミサイルを防衛装備と呼ぶ国が汚染に非ずと流す処理水(東京都)土屋 進
野原(フィールド)で戦う若き兵士等に観客は無し声援も無し(五所川原市)戸沢大二郎
 ★戸沢さん、ラグビーなどの大きな声援に比し、誰も見ていない場での兵士らの凄惨(せいさん)な戦い。
ウクライナ七万ロシア十二万侵略なくばまだ在りし人(観音寺市)篠原俊則
今もなほ一万人の骨を秘めIow Jima表記の米軍基地名(羽咋市)北野みや子

<馬場あき子選>
きび砂糖の甘味の底の沖縄の悲しみ思い大さじ二杯(福島市)美原凍子
名寄岩(なよろいわ)・照国(てるくに)もいたり海軍の松根掘りし庄内の山(柏市)秋葉徳雄
 ★戦中お相撲さんも松根油採取に使役された。
戦争は遠き歴史の一コマとならむや骨なき御墓苔むす(浜松市)桜井雅子

<佐佐木幸綱選>
この国は炎暑がトップニュースなり七十八年戦(いくさ)なき国(東京都)上田国博
沖縄の苦難の歴史をジュネーブで世界に訴える玉城デニー知事(八尾市)宮川一樹

<高野公彦選>
名を覚え難きわたしがプリゴジン、プーチン、ゼレンスキーは言へる(坂戸市)納谷 香代子
 ★連日の報道でいつのまにか難しい人名を覚えてしまったことが悲しい。
モノクロで見るものだった戦争が4Kとなり今起きている(横浜市)菅谷 彩香
 ★モノクロでしか見たことがない戦争を、鮮やかな4Kの映像で見ることの悲哀。
十月の雨に学徒の出陣を見しや外苑の樹木危うし(中央市)前田 良一
戦争をしたがる人は行かぬ人御霊(みたま)に哀悼捧げるだけで(東京都)塩田 泰之
訪露してロシアの勝利を信じると言いし日本の国会議員(観音寺市)篠原俊則


俳句と遊ぶ:秋編(戦争を詠む) 選者:富士眞奈美
しんぶん赤旗日曜版2023年10月15日号
広島忌ノーベル平和賞九条に(新潟県長岡市 さとうけいこ)
 ★ごもっとも。九条を守り守られ平和かな、ですよね。
ウクライナとんぼ追う子ら見えますか(苫小牧市 丘 小径)
 ★おののく子らを見る時、おとなの責任を感じる。純心で明るいはずの子たち。
あってはならない苦痛をおとながつくっている。愚かですーと。怒れる87歳です。

しんぶん赤旗日曜版2023年10月22日号
大軍拡一触即発鳳仙花(三重県桑名市 松本正光)
軍拡の軍需に群れる稲雀(三重県桑名市 松本正光)
 ★このお方はとても怒ってらっしゃる。民は触れずにいたかった。 平和ははじき飛ばされてしまったと。
一天の澄み極まれり平和かな(神奈川県綾瀬市 野村悦子)
 ★皆様と共に平和を願って。またお目にかかりましょうね。

アラカシ(粗樫  学名: Quercus glauca )ブナ科 コナラ属の常緑広葉樹。
 
アラカシはドングリのなる木で、その年の秋に熟す。
別名で、クロガシ、ナラバガシ、ホソミノアラカシ、ヒロハアラカシ、ナガバアラカシともいう。

わんちゃんとこのウチから、最寄りの近鉄京都線狛田駅まで徒歩で20分かかります。
お使いに行くときはなるべく電車でと。
狛田駅からの帰りしな春日神社の参道を通るのですがいつもきれいにお掃除されてて、季節の木々が楽しめます。どんぐりがいっぱい生ってるアラカシに出会いました。
「あ~ら,カシカシカシ」植物観察会の時、故西澤先生がおっしゃった言葉が忘れられません。
葉っぱをよく観ると葉っぱの手前の縁にはギザギザはなく(あ~ら)3分の1ほど先の葉っぱの縁はギザギザ(カシカシカシ)になってる。思い出しました。