『サッド・ヴァケイション』
『Helpless』の続編なんだけど、観たのが前過ぎて話忘れてました(笑)。『ユリイカ』は観たことない。長いから(爆)。
でもおもしろかったです。ちゃんと。強引っちゃ相当に強引な話だけど、それはそれでべつにいいです。映画だから。
いやもうホント強引なんですわ。これ観る人によっては真剣に怒りを感じる人もいたりすんじゃないのかな?そんなムチャなー、みたいな。けど観てるうちにだんだんなんかどうでもよくなってくるのよ。正しいとか正しくないとか、良いとか悪いとか、そーゆー世の中の「矩(のり)」みたいなものが、単純にくだらないものに思えてくる。
つまりは過去がどうだったとかそーゆーことよりも、いちばん大事なのは結局、これからどうするか、どうしたいかってことなんだよね。現実的に。そこが千代子(石田えり)はものすごくハッキリしてる。ゆらがない。彼女にとっては、実の息子(浅野忠信)にどれだけ恨まれててもそんなこと大したことじゃない。それよりも息子が生きていてそばにいることの方が大事なのだ。だからといって息子に甘えているわけでもない。彼女にとっては、自身が女王のように君臨する間宮運送という会社と家を支えていく重要なファクターとして、息子が必要なだけだ。
かといって彼女も完璧な母親じゃない。よく親子にも相性があるというけど、明らかに彼女ともうひとりの息子(高良健吾)はうまくいっていない(このコのグレ方の描写がもんのすごくいい加減なのがやや残念)。どうも彼女はこの高校生の息子をちゃんと愛せないらしい。まあそういうこともあるわな。親子ったって別の人間なんだから、好き嫌いがあってもしょうがないだろう。
いい加減といえば知的障害を持つゆり(辻香緒里)と中国人不法労働者の息子アチュン(畔上真次)のキャラクター描写が思いっきりおざなりで観ていてちょっと困りましたです。
その3点以外はとりあえず豪華キャストだし、カメラワークとかシナリオがやけにノスタルジックなとこもステキで、ぐりは結構好きな映画です。万人にはオススメできないけど、いい映画だとは思う。
『Helpless』の続編なんだけど、観たのが前過ぎて話忘れてました(笑)。『ユリイカ』は観たことない。長いから(爆)。
でもおもしろかったです。ちゃんと。強引っちゃ相当に強引な話だけど、それはそれでべつにいいです。映画だから。
いやもうホント強引なんですわ。これ観る人によっては真剣に怒りを感じる人もいたりすんじゃないのかな?そんなムチャなー、みたいな。けど観てるうちにだんだんなんかどうでもよくなってくるのよ。正しいとか正しくないとか、良いとか悪いとか、そーゆー世の中の「矩(のり)」みたいなものが、単純にくだらないものに思えてくる。
つまりは過去がどうだったとかそーゆーことよりも、いちばん大事なのは結局、これからどうするか、どうしたいかってことなんだよね。現実的に。そこが千代子(石田えり)はものすごくハッキリしてる。ゆらがない。彼女にとっては、実の息子(浅野忠信)にどれだけ恨まれててもそんなこと大したことじゃない。それよりも息子が生きていてそばにいることの方が大事なのだ。だからといって息子に甘えているわけでもない。彼女にとっては、自身が女王のように君臨する間宮運送という会社と家を支えていく重要なファクターとして、息子が必要なだけだ。
かといって彼女も完璧な母親じゃない。よく親子にも相性があるというけど、明らかに彼女ともうひとりの息子(高良健吾)はうまくいっていない(このコのグレ方の描写がもんのすごくいい加減なのがやや残念)。どうも彼女はこの高校生の息子をちゃんと愛せないらしい。まあそういうこともあるわな。親子ったって別の人間なんだから、好き嫌いがあってもしょうがないだろう。
いい加減といえば知的障害を持つゆり(辻香緒里)と中国人不法労働者の息子アチュン(畔上真次)のキャラクター描写が思いっきりおざなりで観ていてちょっと困りましたです。
その3点以外はとりあえず豪華キャストだし、カメラワークとかシナリオがやけにノスタルジックなとこもステキで、ぐりは結構好きな映画です。万人にはオススメできないけど、いい映画だとは思う。