『遠い道のり』
去年『一年の初め』でも来日した莫子儀(モウ・ツィイー)と、台湾映画史?繧ノ残る傑作青春映画『藍色夏恋』の桂綸鎂(グイ ・ルンメイ)主演?フラブストーリー。
なぜか激戦で前売りでは撃沈しましたが、無事観れました。
おもしろかったよ。さすがヴェネツィア国際映画祭批評家週間最優秀作品賞受賞ってだけのことはある。けどねー。ストーリーそのものはちょっと弱い。『春の日は過ぎゆく』もそーだったけど、録音技師が主人公の映?謔チてメインのモチーフが「目に見えない」ところがいちばんのハードルなんだよね。だからこそストーリーに必然性がどーしてもほしくなる?セけど、たぶん監督は表現してるつもりのその必然性が客観的にみるとどーも薄く感じてしまう。たとえば主人公タン(莫子儀)が恋人との?ハれを受け入れがたくて、約束していた音集めの旅に出るのはまだわかる。不倫に疲れたユン(桂綸鎂)が差出し人不明の音テープの音?ケ探しに出かけるのもわかる。けど精神科医(チャ・シャオグオ賈孝國←上川隆也激似)のプチ家出の動機がイマイチ納得いかないし、彼が結?ヌ何を求めて旅しているのかがわからないと、三者三様のドラマが対等に絡み合っていかない。
とはいえ全体には観ていて非常に気持ちのよい作品には仕上がっていて、これはもうひとえに出演者のもつ実力と個性と演出力によるものだろうとは思う。そこはさすがだと思った。
けどやっぱ「録音技師=男の肉体労働」とゆーイメージからすれば、賈孝國と莫子儀の配役を入れ替えてもよかったんではないかとは思う。賈孝國は顔が怖すぎて精神科医には見えないし(マッドサイエンティストっぽいです)、莫子儀のみるからに繊細そうな雰囲気はガテン系とゆーより知識労働派の方が似合っている。別居中の妻がいるという設定にしては若いかもしれないけど、このふたりは10年前に『高校生』という映画で高校生役同士で共演した経験があるらしく実年齢はさほど違わないはずだからどうにかなりそうである。賈孝國の低音セクシーボイスも音のプロという職業にあってる気もするし。
TIでは林靖傑(リン・ジンジエ)監督が桂綸鎂をほめ殺しまくってました。桂綸鎂、子鹿のよーに華奢で、美人ではないけど清楚で雰囲気があって親しみやすくて、台湾中の監督が彼女をキャスティングしたがるのがとてもよくわかる感じの女優さんでした。
去年『一年の初め』でも来日した莫子儀(モウ・ツィイー)と、台湾映画史?繧ノ残る傑作青春映画『藍色夏恋』の桂綸鎂(グイ ・ルンメイ)主演?フラブストーリー。
なぜか激戦で前売りでは撃沈しましたが、無事観れました。
おもしろかったよ。さすがヴェネツィア国際映画祭批評家週間最優秀作品賞受賞ってだけのことはある。けどねー。ストーリーそのものはちょっと弱い。『春の日は過ぎゆく』もそーだったけど、録音技師が主人公の映?謔チてメインのモチーフが「目に見えない」ところがいちばんのハードルなんだよね。だからこそストーリーに必然性がどーしてもほしくなる?セけど、たぶん監督は表現してるつもりのその必然性が客観的にみるとどーも薄く感じてしまう。たとえば主人公タン(莫子儀)が恋人との?ハれを受け入れがたくて、約束していた音集めの旅に出るのはまだわかる。不倫に疲れたユン(桂綸鎂)が差出し人不明の音テープの音?ケ探しに出かけるのもわかる。けど精神科医(チャ・シャオグオ賈孝國←上川隆也激似)のプチ家出の動機がイマイチ納得いかないし、彼が結?ヌ何を求めて旅しているのかがわからないと、三者三様のドラマが対等に絡み合っていかない。
とはいえ全体には観ていて非常に気持ちのよい作品には仕上がっていて、これはもうひとえに出演者のもつ実力と個性と演出力によるものだろうとは思う。そこはさすがだと思った。
けどやっぱ「録音技師=男の肉体労働」とゆーイメージからすれば、賈孝國と莫子儀の配役を入れ替えてもよかったんではないかとは思う。賈孝國は顔が怖すぎて精神科医には見えないし(マッドサイエンティストっぽいです)、莫子儀のみるからに繊細そうな雰囲気はガテン系とゆーより知識労働派の方が似合っている。別居中の妻がいるという設定にしては若いかもしれないけど、このふたりは10年前に『高校生』という映画で高校生役同士で共演した経験があるらしく実年齢はさほど違わないはずだからどうにかなりそうである。賈孝國の低音セクシーボイスも音のプロという職業にあってる気もするし。
TIでは林靖傑(リン・ジンジエ)監督が桂綸鎂をほめ殺しまくってました。桂綸鎂、子鹿のよーに華奢で、美人ではないけど清楚で雰囲気があって親しみやすくて、台湾中の監督が彼女をキャスティングしたがるのがとてもよくわかる感じの女優さんでした。