『草原の急行列車』
草原の線路沿いに住む保線夫の父と美しい娘の家に、列車内でのトラブルで置き去りにされたフランス人青年が転がり込んでくる。お約束通り、若いふたりは徐々に心を通わせていき〜なんて展開は大体先が読めてますね。『初恋のきた道』カザフバージョンかよ。と思ったらどっこい違います。途中からアッと驚くビックリ展開が待っている。
この映画は古今東西あらゆる地域であらゆる物語に描かれて来た子別れをモチーフにしているが、同時に、決して逆にはまわらない時間の歯車もテーマになっている。見た目には自然豊かで静かにのんびりとした草原にも、気づかないうちに時代の波は迫ってくるし、子どもは成長していずれ親の元を離れていく。一旦過ぎた時間は絶対に取り戻せはしない。残酷だがそれが現実なのだ。
基本的にカザフ語の映画なのだが、フランス人はもちろんフランス語で喋っていて、ボイスオーバーでカザフ語が重ねてある。他地域作品では字幕にするところだがこれもお国柄なのだろう。よくよく聞いていると登場人物はカザフ語とロシア語のちゃんぽんで喋っていてそこに簡単な英単語も交じっている。フランス人も旅行者らしくカザフ語やロシア語を喋っていたりして、言葉のコミュニケーションの描写がすごくリアルだった。時と場合によってまだらに通じたり通じなかったりするのだ。
娘役の女優が若かりし頃の張曼玉(マギー・チャン)をエキゾチックにしたような美少女で、まさに草原の妖精か天使かとゆーかわいさなのだが、後半でこれまた仰天するような大変身をする。女の子って変われば変わるもんなんだよね。にしてもカワイかった・・・。
草原の線路沿いに住む保線夫の父と美しい娘の家に、列車内でのトラブルで置き去りにされたフランス人青年が転がり込んでくる。お約束通り、若いふたりは徐々に心を通わせていき〜なんて展開は大体先が読めてますね。『初恋のきた道』カザフバージョンかよ。と思ったらどっこい違います。途中からアッと驚くビックリ展開が待っている。
この映画は古今東西あらゆる地域であらゆる物語に描かれて来た子別れをモチーフにしているが、同時に、決して逆にはまわらない時間の歯車もテーマになっている。見た目には自然豊かで静かにのんびりとした草原にも、気づかないうちに時代の波は迫ってくるし、子どもは成長していずれ親の元を離れていく。一旦過ぎた時間は絶対に取り戻せはしない。残酷だがそれが現実なのだ。
基本的にカザフ語の映画なのだが、フランス人はもちろんフランス語で喋っていて、ボイスオーバーでカザフ語が重ねてある。他地域作品では字幕にするところだがこれもお国柄なのだろう。よくよく聞いていると登場人物はカザフ語とロシア語のちゃんぽんで喋っていてそこに簡単な英単語も交じっている。フランス人も旅行者らしくカザフ語やロシア語を喋っていたりして、言葉のコミュニケーションの描写がすごくリアルだった。時と場合によってまだらに通じたり通じなかったりするのだ。
娘役の女優が若かりし頃の張曼玉(マギー・チャン)をエキゾチックにしたような美少女で、まさに草原の妖精か天使かとゆーかわいさなのだが、後半でこれまた仰天するような大変身をする。女の子って変われば変わるもんなんだよね。にしてもカワイかった・・・。