『ブエノスアイレスの夜』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0009H9X2A&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
ぐりはこの映画何の話だか全然知らないで観たんだけど、うん、面白かったです。
途中までは展開が読めなくて何が何だか分からないんだけど、ヒロインの奇妙な性癖と彼女の苦しい過去、裕福だが満たされているようには見えない家庭に隠された複雑な秘密・・・とひとつずつヒントが明かされていくにつれて、パズルのピースが埋まっていくようにすーっと世界観が見えて来る。モチーフが古典的だしね。アレですよ、ギリシャ悲劇の、ホラ。ね。
コレもしかしてアルゼンチンの社会背景が分かってればもっと面白いのかも。1976年の軍事クーデターのことを知ってれば、ヒロインが20年以上故郷を離れていると云うエピソードですぐピンと来たかもしれない。
ヒロイン役のセシリア・ロスは『オール・アバウト・マイ・マザー』の彼女ですね。
ぐりこの人好きですー。ナチュラルに若々しくてかつさりげない大人の魅力に溢れてて、気取ったところはないのに上品。派手さはないんだけど綺麗。すてきですぅ。
ガエルはかぁーわいーねえー。
ぐりは彼を『バッド・エデュケーション』で初めて観たんだけど、正直『バ?bド〜』では皆様が絶賛するほど魅力的とも個性的とも思わなかったです。失礼ながら。芝居はとにかく物凄く上手いけど。
しかし!『ブエノス〜』のガエルはカワイイ。すんごくカワイイ。設定では22歳と云うことになってるし実年齢もそのくらいだと思うんだけど、雰囲気が少年っぽいんだよね。ちっちゃくて幼児体型で(爆)笑顔が天真爛漫としてて、いかにもお育ちが良さそうで素直で正直で健全そのもの、って感じ。これはもう世の大人の女性のハートわしづかみでしょう。
監督はセシリアの夫であるフィト・パエス。今作が初の長篇だそーだ。なるほどね。
音楽や美術でサスペンス風の演出に凝ったつもりではいるんだろうけど、この作品の魅力はほとんど主演のふたりそのものにかかっています。キャラクター造形の力もあるのかもしれないけど、それ以前に彼らが本来持ってた魅力がなければこの映画は成立しない。キャスティングが全てと云っていい。
その素材の味を最大限上手く活かしきったと云う意味では良い映画かもしれません。
ラストがちょっと唐突だけどねー。ああ云う展開にするなら、グスタボ(ガエル)と父との関係を初めからもっときっちりしっかり描いといて欲しかった。アレではとってつけた結末みたいに見えてしまうよ。
ヒロインの妹役のドロレス・フォンシも可愛かった。20歳も年の離れた姉妹と云う設定で最初に観客を煙にまいておいて、途中からは狂言回しのような役割にシフトしていく。ラテン映画によく出て来るキャラクターだけど、小柄で華奢で少女然としていて、なんとなくラテン女優っぽくないところがチャーミング。メガネも似合ってました。
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ぐりはこの映画何の話だか全然知らないで観たんだけど、うん、面白かったです。
途中までは展開が読めなくて何が何だか分からないんだけど、ヒロインの奇妙な性癖と彼女の苦しい過去、裕福だが満たされているようには見えない家庭に隠された複雑な秘密・・・とひとつずつヒントが明かされていくにつれて、パズルのピースが埋まっていくようにすーっと世界観が見えて来る。モチーフが古典的だしね。アレですよ、ギリシャ悲劇の、ホラ。ね。
コレもしかしてアルゼンチンの社会背景が分かってればもっと面白いのかも。1976年の軍事クーデターのことを知ってれば、ヒロインが20年以上故郷を離れていると云うエピソードですぐピンと来たかもしれない。
ヒロイン役のセシリア・ロスは『オール・アバウト・マイ・マザー』の彼女ですね。
ぐりこの人好きですー。ナチュラルに若々しくてかつさりげない大人の魅力に溢れてて、気取ったところはないのに上品。派手さはないんだけど綺麗。すてきですぅ。
ガエルはかぁーわいーねえー。
ぐりは彼を『バッド・エデュケーション』で初めて観たんだけど、正直『バ?bド〜』では皆様が絶賛するほど魅力的とも個性的とも思わなかったです。失礼ながら。芝居はとにかく物凄く上手いけど。
しかし!『ブエノス〜』のガエルはカワイイ。すんごくカワイイ。設定では22歳と云うことになってるし実年齢もそのくらいだと思うんだけど、雰囲気が少年っぽいんだよね。ちっちゃくて幼児体型で(爆)笑顔が天真爛漫としてて、いかにもお育ちが良さそうで素直で正直で健全そのもの、って感じ。これはもう世の大人の女性のハートわしづかみでしょう。
監督はセシリアの夫であるフィト・パエス。今作が初の長篇だそーだ。なるほどね。
音楽や美術でサスペンス風の演出に凝ったつもりではいるんだろうけど、この作品の魅力はほとんど主演のふたりそのものにかかっています。キャラクター造形の力もあるのかもしれないけど、それ以前に彼らが本来持ってた魅力がなければこの映画は成立しない。キャスティングが全てと云っていい。
その素材の味を最大限上手く活かしきったと云う意味では良い映画かもしれません。
ラストがちょっと唐突だけどねー。ああ云う展開にするなら、グスタボ(ガエル)と父との関係を初めからもっときっちりしっかり描いといて欲しかった。アレではとってつけた結末みたいに見えてしまうよ。
ヒロインの妹役のドロレス・フォンシも可愛かった。20歳も年の離れた姉妹と云う設定で最初に観客を煙にまいておいて、途中からは狂言回しのような役割にシフトしていく。ラテン映画によく出て来るキャラクターだけど、小柄で華奢で少女然としていて、なんとなくラテン女優っぽくないところがチャーミング。メガネも似合ってました。
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