落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

近況報告

2010年06月18日 | diary
突然ですが。

しばらく前にこの事件の初公判の傍聴に行きましたん。ちょいと諸事情ございまして。
傍聴席に阿曽山大噴火氏がいたよ。彼は毎日東京地裁にいるらしーのでいて当り前なんだけど、見た目キョーレツなんでやっぱちょっとビックリします。実は前に舞台『Show The BLACKⅡ イウ コエ オト』『THE BACK OF BLACK』は観に行ったんだけど、あれ真っ暗闇だったから。明るいトコでは初めて見た。キョーレツ。けど途中で退場しちゃったせいか連載にはとりあげられてなかった。

起訴事実を簡単にまとめると、被告は昨年5月に知りあい定期的に自宅を訪れていた13歳の少年の水着姿を写真に撮って水着と一緒にネットオークションで販売(1)、同10月頃から少年に「性器がむけてないと将来彼女ができたときに嫌われる」「やってあげる」といって手淫(2)、その後「いつもやってあげてるから自分にもしてほしい」と求めて手淫させ(3)、今年1月カネ目当てで同性愛者仲間に少年を紹介して買春させた(4)。(1)〜(4)いずれの際にも被告は少年に小遣いを渡していた。
発覚したのは(4)のときに仲間が撮ってたビデオからアシがついたのがきっかけ。こんなヤバいことやっといて映像売っちゃう神経が既に狂ってると思うぐりのアタマはカタイのか?高いカネ払ってんだしモトとんなきゃとか思ったんかな?

起訴事実は争わないとゆーことで簡易公判手続がとられー。1回で結審しちゃう制度ですね。これ。
なので超スピーディでした。予定をオーバーして1時間半かかったけど、それでもなんかもっそい端折った感ありありで。聞いてて「え?そんなんでええの?」と何度もツッコミそーになっちゃいました。
とくに弁護側証人の被告の母親の証言が矛盾だらけで。ご高齢なのでしょーがないのかもしれませんがー。犯行の原因は同性愛のせいだって彼女は言い張ってましたけど、なんでそこ誰もツッコまんのー?裁判官もそこらへん「どーでもえーわ」的オーラ満開でさ。
あとこの事件のそもそもの発端は被害児童の兄が弟を被告に紹介したことで、どーもこの兄貴は被告と援助交際的な関係にあったらしー。しかし兄の件は起訴されてないので、おそらく兄の方は成年(→法的に合意が認められる恋愛関係)なのであろー。けど金銭の授受と性的類似行為を示唆して弟を紹介したのだとすれば、これは売春斡旋に近い行為にあたるわけで、いずれにせよ兄のやったことは人道的にも法的にも相当ヤバい。

それなのに、この兄に関しては裁判ではいっさいとりあげられなかった。もちろん、何が発端だったとしても被告の罪が軽減されたりはしない。彼には罪を償う義務があるし、兄にもプライバシーと将来がある。
でも、検察側の最終弁論で被害者家族の苛烈な処罰感情をとりあげておいて、兄のやったことをスルーすんのはどーなのさ?釈然とせんかったです。
被告は弁護人質問に対して「(被害児童を)今でも愛している」といってたけど、おそらく彼の「愛」は間違ってるんだよね。ズレてる。「愛」の行為は相手の意思がないところには成立しないはずなのに、被告は少年が同性愛者であるかどうかすら一度も尋ねたことがないと証言している。そこおかしいでしょ。どー考えても。だから、彼の罪は相手が子どもだったからというよりも、「愛」がなんであるかを履き違えてたことなんじゃないのかなあ。執行猶予中の犯行なのでおそらく間違いなく収監されちゃうと思うんだけど、出所後の恋愛はどーするのかと聞かれて「18歳以上の人となら普通に恋愛できるから(そういう相手をみつける)」といってたけど、そもそも「愛」の価値観がズレてちゃどーしょーもなかろーが、と思った。
判決公判は来週。また傍聴するかもしれませんが。たぶん求刑(懲役2年6ヶ月)通りだと思うけど、執行猶予中だったので前刑も加算されるとすれば都合4年になっちゃうのかな?

ナマナマしい裁判の話はおいといて。
先日食中毒?になり、生まれて初めて自ら救急車呼びました。そんくらい苦しかった。痛かった。もーハンパなかった。
とりあえずおなかが無茶苦茶痛い。どんくらい痛いってトイレに座ってられないくらい痛い。服を着てられないくらい痛い。よく毒物や薬物の中毒で死んじゃった人の遺体が丸裸になってることがあるらしーけど、あの気持ちわかったよ。下着も靴下も全部脱ぎましたもん。何かが身体にまとわりついてんのが既に苦しくてしょうがない。
吐き気もものすごいんだけど吐いても水分と胃液くらいしかでてこないし、髪の毛びちょびちょになるまで汗がダラダラ流れるし、手足はしびれてくるし、めっちゃ生命の危機感じました。インフルエンザにかかったときよりしんどかった。あのときは自力で歩いて病院行けたもん。
そんで2時間近く七転八倒してやっと救急車を呼び。なんでそんなにかかったかっちゅーと、ひとりっきりだったからです。一歩も動けず喋れもしない人間には助けも呼べません。電話どころじゃないワケ。
救急車が来るころには若干落ち着いてたんで、服も靴下もちゃんと着て乗せていただきました。

診断の結果は原因不明の胃腸炎。血液検査も異常なくて、痛み止めの点滴を打って薬を出してもらって終了。何にあたったかはわからなかった。その後はなんともありません。元気です。腸の筋肉も筋肉痛になるんだなあってくらいで。
しかし季節柄あたりやすい時期なので、みなさまもお気をつけくださいませ。

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