ぐりは実は子どもがキライである。
と書くと、リアル友だちの中には驚く人も何人かいるだろう。ぐりはどっちかといえば「子ども好き」と思われている方らしいので。
でも正確にいえば、ぐりは「子ども好き」ではなくて単に「子守りが得意」なだけである。実家は自営業で共働きで、ぐりには妹がふたりいた。年子の上の子は世話するまでもないが、6つ下の末っ子の子守りはぐりの仕事だった。幼稚園のころから赤ん坊の世話をしていれば誰でもイヤでも子守りが得意になる。なので小中学生時代、親戚の集まりの場では常に何人もの赤ん坊や幼児を抱えて子守りをしていた。
だから子守りそのものはキライではない。小さな子どものあたたかくて柔らかい身体の質感を楽しんだり、まわらない口で一生懸命わけのわからない話をするのを聞くのもおもしろい。子どもを、大人とはまったく別な感覚を持った生き物・鑑賞物としてとらえる限りでは、キライじゃない。
それはそれとして、もっと大きい意味での「子ども」は、ぐりにとっては「我慢のならない存在」になる。
頭は悪いしやかましいし自己中心的だし強情だし、すぐに群れるし生意気だしワガママだし言葉遣いは汚いし、今どきどこへ行ってもどうしようもない子どもばっかりが目につく。神経に障る行動をしない子どもの方が少ないくらいである。ときどき電車とか図書館とか病院とか公共の場所で野獣のよーなのに遭遇したりすると、機関銃で全員皆殺しにしてやりたい衝動に駆られる。
とはいえぐりにも子どもを育てている友だちはいるし、子どもに厳しい昨今の社会環境を思えば、子育ての大変さは赤の他人になど推し量れないくらいのことはわかるし、子どもにだっていろいろしんどいことはあるだろうと思う。
ぐりがはっきりさせておきたいのは、「女性は子ども好きであるべき」「世の中の誰もが子ども・子連れに親切であるべき」という画一的なものの見方を誰にでも押しつけないでほしい、ということである。
少子化で子どもを生まない女性に対する風当たりがきつくなってしばらくだけど、子どもが好きだろうがキライだろうがそんなものは個人の好みの問題であって、子どもを生む生まないを社会的責任と同化して強制されるのはただの迷惑である。世間には子どもを生んで育てるのが向いてる人だっているんだから、そういう人を優遇してたくさん生んでもらった方が効率的だ。生まない女・子ども嫌いの女のことはほっといてほしい。
それと同時に、しょっちゅう見かける「こっちとら子連れでござい」な親子には心底辟易する。何も子連れは全員縮こまっておとなしく目立たないようにしておれといいたいわけではない。そうではなくて、子連れにも常識的なマナーくらい守ってほしいというだけのことである。子連れ同士大人数でぎゃいぎゃい騒いだり、子どもが周りに迷惑をかけていても「子どもなんだからしょうがないじゃん」といわんばかりに開き直ってたり、そーゆーのもぶっちゃけ皆殺しにしたくなる。そしてますます「子どもなんて大嫌い」な気分になる。
ところで。
電車の優先席には「小さなお子様連れのお客様にお席をお譲り下さい」と書いてあるけど、ぐりが子連れに席を譲っても座ってくれる人はほとんどいない。お年寄りや妊婦、身体障害者の方は大体座ってくれるけど、子連れには大抵遠慮される。
あれはなにゆえ?譲った方も恥ずかしいんですけど。まあいいけど。
ちなみにぐりは昔、某有名児童教育番組の制作会社に勤務していたことがあるんだけど、ここのスタッフはひとり残らず子なし・子ども嫌いでした。世の中そんなもんよね。あははははは。
先日の記事に書いた市場跡の廃屋。
と書くと、リアル友だちの中には驚く人も何人かいるだろう。ぐりはどっちかといえば「子ども好き」と思われている方らしいので。
でも正確にいえば、ぐりは「子ども好き」ではなくて単に「子守りが得意」なだけである。実家は自営業で共働きで、ぐりには妹がふたりいた。年子の上の子は世話するまでもないが、6つ下の末っ子の子守りはぐりの仕事だった。幼稚園のころから赤ん坊の世話をしていれば誰でもイヤでも子守りが得意になる。なので小中学生時代、親戚の集まりの場では常に何人もの赤ん坊や幼児を抱えて子守りをしていた。
だから子守りそのものはキライではない。小さな子どものあたたかくて柔らかい身体の質感を楽しんだり、まわらない口で一生懸命わけのわからない話をするのを聞くのもおもしろい。子どもを、大人とはまったく別な感覚を持った生き物・鑑賞物としてとらえる限りでは、キライじゃない。
それはそれとして、もっと大きい意味での「子ども」は、ぐりにとっては「我慢のならない存在」になる。
頭は悪いしやかましいし自己中心的だし強情だし、すぐに群れるし生意気だしワガママだし言葉遣いは汚いし、今どきどこへ行ってもどうしようもない子どもばっかりが目につく。神経に障る行動をしない子どもの方が少ないくらいである。ときどき電車とか図書館とか病院とか公共の場所で野獣のよーなのに遭遇したりすると、機関銃で全員皆殺しにしてやりたい衝動に駆られる。
とはいえぐりにも子どもを育てている友だちはいるし、子どもに厳しい昨今の社会環境を思えば、子育ての大変さは赤の他人になど推し量れないくらいのことはわかるし、子どもにだっていろいろしんどいことはあるだろうと思う。
ぐりがはっきりさせておきたいのは、「女性は子ども好きであるべき」「世の中の誰もが子ども・子連れに親切であるべき」という画一的なものの見方を誰にでも押しつけないでほしい、ということである。
少子化で子どもを生まない女性に対する風当たりがきつくなってしばらくだけど、子どもが好きだろうがキライだろうがそんなものは個人の好みの問題であって、子どもを生む生まないを社会的責任と同化して強制されるのはただの迷惑である。世間には子どもを生んで育てるのが向いてる人だっているんだから、そういう人を優遇してたくさん生んでもらった方が効率的だ。生まない女・子ども嫌いの女のことはほっといてほしい。
それと同時に、しょっちゅう見かける「こっちとら子連れでござい」な親子には心底辟易する。何も子連れは全員縮こまっておとなしく目立たないようにしておれといいたいわけではない。そうではなくて、子連れにも常識的なマナーくらい守ってほしいというだけのことである。子連れ同士大人数でぎゃいぎゃい騒いだり、子どもが周りに迷惑をかけていても「子どもなんだからしょうがないじゃん」といわんばかりに開き直ってたり、そーゆーのもぶっちゃけ皆殺しにしたくなる。そしてますます「子どもなんて大嫌い」な気分になる。
ところで。
電車の優先席には「小さなお子様連れのお客様にお席をお譲り下さい」と書いてあるけど、ぐりが子連れに席を譲っても座ってくれる人はほとんどいない。お年寄りや妊婦、身体障害者の方は大体座ってくれるけど、子連れには大抵遠慮される。
あれはなにゆえ?譲った方も恥ずかしいんですけど。まあいいけど。
ちなみにぐりは昔、某有名児童教育番組の制作会社に勤務していたことがあるんだけど、ここのスタッフはひとり残らず子なし・子ども嫌いでした。世の中そんなもんよね。あははははは。
先日の記事に書いた市場跡の廃屋。
コメントどーもっす。
わかりました。めげずに譲ります。
まだアメリカのおうちには戻れないのですね。しかしそんなちっちゃなお子さんふたり連れてその大移動は大変ですね。お疲れさまでした。早くインフル騒動も収まればいいのに。
>「子供好きな人」よりは「子供嫌いだけど子守上手な人」の方が安心して頼めます
なんででしょうねー??
その時にちょっと思ったんですが子連れの場合、自分が座るか子供が座るか子供をひざに抱えて両方座るか、その時の状況や各々の状態で判断がちょっと難しいことがあるので、短距離だったら「自分さえ頑張ればいいのだから」と遠慮とか自信(私なら大丈夫)があるのかもしれません。
ごく個人的な意見ですが誰かに子供の面倒を見てもらうとしたら「子供好きな人」よりは「子供嫌いだけど子守上手な人」の方が安心して頼めます。なぜかはよくわかりませんが。