落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

星の光

2009年05月10日 | book
『オバマ・ショック』 越智道雄/町山智浩著
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アメリカ在住の映画評論家・町山智浩氏と、彼が師と仰ぐ越智道雄氏の対談集。
ぐりはTVを観ないので、オバマ大統領に対する日米のマスコミ・一般庶民の評価ってもーひとつよくわかってない気がして、それで手に取ってみたんですがー。
まーでもこれも就任後すぐの刊行なので、いま現在はどーなってるのかはわかりませんわね。あとやっばこないだ読んだ『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』もそーなんだけど、内容が町山さんのブログやらラジオで語ってることとほぼカブッてるんで、読んでてもあんまし新鮮味がないー。
対談という形は読みやすくはあるし、あっちでちょこっと、こっちでちょろりとという感じにぱらぱらと発表された町山さんの意見がちゃんと整理されて、まとめて読めるという点では便利な本だと思うけど。

1月20日にオバマ大統領が就任して3ヶ月が過ぎて、さすがに就任直後の驚異的な支持率には翳りも見え始めてるけど、一般的に就任後100日間といわれるマスコミとの蜜月関係はまだ壊れてはなくて、それほど大きな批判も今のこところ聞こえてはこない。
世界経済には微妙に回復?の兆し?のようなものも見え始めてるけど、これがオバマ政権とどういう関係があるのかはわからないし、世界のリーダーともいえるアメリカの大統領になったオバマ氏がこれからどうなるのか、彼を世界が、歴史がどう評価するのかはまだまだ誰にもわからないだろう。
けど、あらゆる意味で、世界的にも歴史的にも「異端」なこの政治家以外に、人々が希望を寄せる星は─これほどまでに大きく、明るい─は実在しないんじゃないかな?と、ぐりは個人的には思っている。
多数派ひとり勝ちの時代は終わって、これからは多様化そのものを尊ぶという価値観がメジャーになる。その流れには、ひとりのマイノリティとして期待してますです。

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