ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

潮目

2007年04月23日 | 千伝。
百年の人生だとしても、「嫌々生きる」のは、どうかと思います。

勿論、楽しく生きてゆける術を知っている方は、それだけで充分幸福なのかもしれません。

楽しく生きてゆくのには、愉しい仲間や人間関係、充足感のある仕事、金銭的な余裕、上機嫌な家族、いつまでも医者要らずの身内、病気とは無縁な元気さ・・等々。

これが全く逆の場合は、どうなるのでしょうか・・。

冷たい人間関係、ストレスのある仕事、薄給、低収入での生活の苦しさ、喧嘩ばかりの家族、介護が必要な身内、病気がちな毎日・・これでは、嫌々な人生と揶揄されても仕方ないのでしょうか?

でも、嫌々とは、自分の状況を嫌いになることではありません。

どう思われるのかと気にしながら生きるからこそ「嫌々な人生」になるのでしょう。

今の状況が、運命の流れというものに喩えるならば・・
厚かましく、図図しく、その流れに身を委ねましょう。

渦に巻き込まれて溺れる「嫌々な人生の終局」よりも、ずっとましです。

「人に嫌われようがお構いなく、自分のペースを守るべき」です。

いつか、潮の目が変わるように、運命の変わり目まで待ちましょう。

「嫌々な人生」だと感じておられる方には、早く脱出されることを願います。

長くても百年ほどの人生。

愉しい時間、楽しい日々が多い方がよいのに決まってきます。

珈琲一杯の香りを嗅ぎながら・・・。