どこかのスーパーにもトポスという店名がある。
今日のNHKスペシャルは、日本の介護の実態を特集していた。
5年後には、日本の高齢者は、3000万人にもなるという。
もともとは、トポスという言葉は、ギリシャ語で「自分の存在する場所」を意味する。
哲学的には、「自分とは何か・・自分を支える感覚、心象風景」である。
その感覚がわからない人間の大方は、一般的な社会的な地位、職業、収入、財産を他者と比較するうえでの幸福や成功を考える。
20世紀以前、未来社会のユートピアの想像図は、アクロポリスからメトロポリスに変遷する巨大都市に暮す人間社会が理想だったのだろうか・・。
ほんの30年昔ぐらいまでは、日本の地方の活性と誇りは、コンビナートの工場の煙突からたなびく煙であった。ほんの少し昔、煙草を燻らす映画の俳優の姿も同様に格好良かった。
今では、そのたなびく煙が、公害や不健康に映る。
健康社会、美しい日本を目標にしながらも、どんどん増え続ける・・ネットカフェ難民やら介護難民。
最近・・どうも白髪が気にかかる。
不登校になりつつある息子に、その白髪を抜いてもらう。
髪を染めてみようか・・染めてどうなる・・。
将来、この息子が、歳を取った自分の老後の介護をしてくれるのだろうか・・。
と同時に、介護が必要な年老いた親の面倒も十分にできない自分が居る。
怖いのは、心に居場所のない難民の増加である。
神社仏閣や故郷もそうであるが、心の休まる居場所や心の海が、誰の胸の中にもあるはずである。
何をして生きるのが正しいのか・・どのように生きるのが安心するのかは、人それぞれである・・それが、若者の特権である。
人生は、よく春夏秋冬の四季に例えられる。
歳を取れば、秋がきて、春の来ない冬が忍び足で近づいてくる。
冬の中に、春を眺め、夏を望み、秋に暮らしを楽しむ生き方を願う。
あの世にゆけば、二度とこの世に戻れない。
人生は、二度ない。
とりあえず、小生のトポスとなる我が家を、明るい色に染めてしまおう。
気持ちは、心静かな海です。
今日のNHKスペシャルは、日本の介護の実態を特集していた。
5年後には、日本の高齢者は、3000万人にもなるという。
もともとは、トポスという言葉は、ギリシャ語で「自分の存在する場所」を意味する。
哲学的には、「自分とは何か・・自分を支える感覚、心象風景」である。
その感覚がわからない人間の大方は、一般的な社会的な地位、職業、収入、財産を他者と比較するうえでの幸福や成功を考える。
20世紀以前、未来社会のユートピアの想像図は、アクロポリスからメトロポリスに変遷する巨大都市に暮す人間社会が理想だったのだろうか・・。
ほんの30年昔ぐらいまでは、日本の地方の活性と誇りは、コンビナートの工場の煙突からたなびく煙であった。ほんの少し昔、煙草を燻らす映画の俳優の姿も同様に格好良かった。
今では、そのたなびく煙が、公害や不健康に映る。
健康社会、美しい日本を目標にしながらも、どんどん増え続ける・・ネットカフェ難民やら介護難民。
最近・・どうも白髪が気にかかる。
不登校になりつつある息子に、その白髪を抜いてもらう。
髪を染めてみようか・・染めてどうなる・・。
将来、この息子が、歳を取った自分の老後の介護をしてくれるのだろうか・・。
と同時に、介護が必要な年老いた親の面倒も十分にできない自分が居る。
怖いのは、心に居場所のない難民の増加である。
神社仏閣や故郷もそうであるが、心の休まる居場所や心の海が、誰の胸の中にもあるはずである。
何をして生きるのが正しいのか・・どのように生きるのが安心するのかは、人それぞれである・・それが、若者の特権である。
人生は、よく春夏秋冬の四季に例えられる。
歳を取れば、秋がきて、春の来ない冬が忍び足で近づいてくる。
冬の中に、春を眺め、夏を望み、秋に暮らしを楽しむ生き方を願う。
あの世にゆけば、二度とこの世に戻れない。
人生は、二度ない。
とりあえず、小生のトポスとなる我が家を、明るい色に染めてしまおう。
気持ちは、心静かな海です。