昨日の京都は、底冷えする快晴でした。
とは言うものの、朝早くから夕方まで、社会福祉の講座に出席して参りました。
「出生前診断」という重い課題でした。
産むか?
諦めるか?
生まれてくる我が子が障害児であろうとも、受け入られる社会であろうとする社会福祉のテーマです。
お隣りの滋賀県は、社会福祉分野では先進地として、よく教材にも取り上げられます。
戦後、滋賀県で福祉施設を築いた糸賀一雄さん、田村一二さん、池田太郎さんの社会福祉思想と実践力が偉大であり、大きく現代の日本社会に関与しているのです。
家族をひきつれて、施設内で暮らしたということです、
糸賀さんたちは、重い知的障害者、動きまわる重症心身障害者、動けない重症心身障害者も、発達するという人間としての過程を尊厳しています。
彼らも嬉しい時、楽しい時は、発達段階で、笑っていくのです。
人間の尊厳とは、何?
人間としての感情の豊かさを推し量ることかな?
日本の障害者数、軽度重度を含めて約750万人+250万人=約1000万人、その家族を含めると、3000万人から4000万人の方々が、命という人権と向き合っていることになります。
勿論、障害者も健常者も、人権上、平等であるというのが前提です。
社会から弱者を締め出さない社会を、ノーマライゼーション(人権を担う社会)と言います。
この子ら「に」ではなく、この子ら「を」世の光に・・「この子らを世の光に」と提唱した糸賀さんたち先人の大きさを噛みしめています。
・・いろいろと考えさせられた帰路でした。
京都で夕食を終えて、福井へと電車サンダーバードで帰路・・前を走る貨物列車が、踏切で車と接触事故の車内放送あり。
敦賀駅で、約2時間待ちの状態になりました。
雪積るプラットホームで・・スマホの電源も無くなりかけてきました。
さて、事故処理後、動いたものの・・今度は、また貨物列車にトラブルありとの車内放送あり。
武生駅で、また約2時間待ちの状態になりました。
眠い!
福井駅に着いたのは、夜中の1時過ぎでした。
京都から電車に6時間近く乗って、やっと帰宅。
よく寝ることができた帰福車中でした。
感謝。