ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百鬼丸の修行場

2013年11月02日 | 百伝。


今日は、あの山に登って参りました。

標高365M・・文殊山です。

この山の麓を故郷にする宇野重吉さんは、「文殊山が日本一の山」と常々言ってました。

「日本の百名山」の著者深田久弥さんの原点となる始まりの山でもあります。

登山口です。





頂上まで、約1時間・・途中、ところどころ、特徴のある木にヒノキやブナ科の名前を入れたり、とても歩きやすい整備された登山道です。



行く道で、聞こえる会話・・面白いです。



途中の眺めもよかったです。



小文殊に辿りついたら、天狗杉もありました。



展望台から眺めての風景もよかったです。





そのまま、頂上の大文殊へ。

結界に入るような神秘的な空気が漂う登山道です。





頂上へ。

下界の眺望を遮る木々を全部切り取っているので、眺めが抜群によいです。

標高365Mから眺める福井平野です。







それから、ダウン、アップダウン、アップして、奥之院へ。

知恵が授かるというくぐり岩があり、この岩のもとでは、磁石が効きません。



今日は、文殊山に3時間近く滞在していました。

久しぶりの御山散策でした。

ほんとうは、明日が「文殊山のぼろう会」で、御誘いがあったのですが、明日は雨模様なのです。

因みに、この麓の近くに「大土呂(おおどろ)」という地名があります。

この文殊山・・手塚治虫作品の「どろろ」の百鬼丸が、修行した山の舞台にもなっているのです。



今日、もしも、海が見えたならば・・

まるで、百島で過ごしたような一日でした。