ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

勤労感謝の人。

2020年11月24日 | 百伝。
昨日は勤労感謝の日、11月23日は、1963年、アメリカのケネディ大統領が暗殺された日・・・ぼんやり記憶かあります。

それから、1990年には、鉄の女と言われた英国のサッチャ首相が退任した日だとか・・・ロンドンで暴動、しっかりとした記憶があります。

流石に、英国もアメリカも、今の首相、大統領は、ジョンソン、トランプと言えると思うけど・・・案外、自国の元首の名を知らない、言えない知識階層が民主主義の国には存在するのです。

日本も然り。

今の日本の首相の名前を知らない、言えない人がいるのは事実です。

首相の名前よりも、ゲームの機種、名前を知る方が遥かに価値基準が高いのです。

介護業界の入るワケありの若い新人もそうですが、僕自身、菅首相の名を言えても、ほとんどの閣僚の名前を知らない、言えません。

首相の名前を知らなくても、別に不幸ではありません。

世俗と隔絶した禅寺で修業している僧は、世の中の動き流れをもっと知りません。

現在、日本社会の引きこもり人口は、約百万人だとか。

そのうち、40歳から64歳までの中高年が、約61万人だとか。

・・・とある研修会の資料から。



その多くの引きこもり中高年の方々が、老親の介護と対峙する現実問題が浮き彫りとなっている昨今です。

老いた親の年金が頼りの綱とする中高年の引きこもり、今後どうなるのかな?

昔、日本に年金制度がなかった昔は、子が、老いた親に仕送りをしたりして養っていました。

それが、当たり前の時代でした。

亡くなった親父がよく言っていた言葉。

「おまえは馬鹿なんだから身体だけは丈夫にして生きろ」

この歳になって、親心の好い言葉だと身に染みます。

「おまえは賢いんだから」と言われ続けて育っていたら、いつか親の期待に沿えなくて押し潰されていたような気がします。

振り返れば、若い頃、殆ど就職活動などしたことがありません。

努力、学力よりも、すべて行動力という体力、人脈という好意、どなたかのコネという器量で生きてきたような感覚です。

来春からは70歳就業法に改正。

まだまだ働く機会は増えるだろうけど、世間はセクハラ、パワハラがいっぱいです。

今は、危うい時代。

先月だけの日本の自殺者は、コロナ禍の死者数を上まわっているとのこと。

死にたくなるような超高齢化社会、外に出たくなくなるような引きこもり社会。

幸せとか、温もりとか、心の在処を見つけるのは、孤立化の世界ではありません。



未来とか、自分を変えることがてきるのは、生きているからです。

最近、失禁したり、物忘れしたりすると思い出すのが、百島幼稚園の頃の幼心の動き。

失禁した時、幼心にも大変不安になりました。

みんなに囲まれて、クサイとか、笑われはしないかと、泣き顔になりました。

その時、仲間の一人からの「大丈夫」という言葉に救われたのです。

みんなから囲まれて、嘲笑い者にされたら、たとえ勉強が出来る大人になっても、多分トラウマ常態として人間嫌いになっていたかもしれません。

僕自身、中高年の引きこもりになっていたかもしれません。

人間不信、人間嫌いは当たり前ですが、すべての人間に対して、そう思うのはダメだと教えてくれたのが、百島という生活環境でした。

自分よりも頭のいい人間は沢山生きているように、自分よりも心優しい人間も沢山生きているのが世の中、世の常です。

でも、悪党も沢山生きているから要注意です❗

勤労に感謝出来る人は善い人ですが、勤労に結果優先第一を求める人は勝負好きのような気がします。