ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

三原 佛通寺。

2021年11月10日 | 百伝。

ほぼ30年ぶりに尋ねた仏通寺(広島県三原市高坂町許山22)。

1397年(応永4年)沼田荘の地頭、小早川春平が、大通禅師を招請して創建。

仏通寺は、臨済宗14本山のうち、京都以西で唯一の大本山との事。

臨済宗の開祖栄西(1141年~1215年)は、備中は岡山の人。

宋に二度渡り、1202年に禅宗建仁寺を京都に建立。

それから、195年後の仏通寺だった。

今日は、それから624年後の仏通寺でした。

岩と木と川と石に溶け込んだ仏通寺。

一歩、仏様に近づいた気持ちになりました。

仏通寺 満山開けて もみじ狩り (山頭火より)

 

普賢菩薩

羅漢像

向かって右から、利益、平等、法界、乃至、無縁、有縁 の六像

開山大通禅師 お手植えのイヌマキ

開山塔を望む

三原とは、過去 現在 未来を顕す原っぱかも知れない。

肝心の本堂の高村光雲による十一面観音菩薩。