ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

親鸞 (1173~1262)

2023年11月20日 | 空木宝剣

冀う  糞や翼の  歎異抄

いよいよ冬将軍到来。

有史以来、人口が増えるに従って、常夏の国から閉め出された人々は、北へと追いやられた。

厳しい冬将軍に、抗う知恵を持たぬ者には、凍死が待っている。

北の寒さを克服したものが、食いぶちにありつけ、羽ばたいて、飛躍する事が出来る。

その境地に達したのが、「春は花   夏ほととぎす  秋は月  冬雪さえて  すずしかりけり」

道元 (1200~1253)の和歌である。

2023年11月。

世界人口80億と云われる現在。飢餓10億人、肥満10億人の格差社会。

只管打坐  自力弁道  痔力かな

鎌倉末法の延長線上の今。

「教行信証」と「正法眼蔵」。

他力本願と自力本願。

他の中に自ありの自他力本願。

自力と他力を味方と敵として扱うと、戦争に至る。

自の中にも他があり、自の中にも悪があり、他の中にも善ありの分析が、争いを避ける方法に違いない。

聖地エルサレムを争ったり、ガザでの紛争。

信ずるものは、救われる宗教が、排他教であれば救われない。

排他は、排自につながる事を、浄土真宗や曹洞宗は、異なる位置から示している。

南無阿弥陀仏   南無釈迦無尼仏