今日は、ガンバレの日。
お盆の時季、働いています。
高齢者施設は、お盆とお正月の期間は、家庭の諸事情で非常に人手不足となります。
その反面、施設側は、帰省に伴うお孫さん、ひ孫さんを連れての面会、面会、また面会となります。
コロナで面会禁止の時期が、懐かしい❗
昨日は、東京やら福岡から帰省した大人数の家族連れでの面会が続きました。
・・最近、マスクしていない方が多い。
家族愛というものは、単純化になりつつあります。
施設に入居しているお爺さん、お婆さん、自分の孫、ひ孫の顔を見れば、「元気になるだろう」と思う親孝行。
我々も笑顔で「またお出でくださいね」と応対します。
楽しい騒ぎから、面会後の潮が引いたような居室内の静けさ、独り淋しく残されたような表情をする利用者さん・・切ない時間です。
この介護業界に入ったのは、17年前の50歳の時、要介護施設の病院でした。
当時は、お盆、お正月の時期だけでも、患者さんを一時帰宅して家で一緒に過ごす家族が少なからずいました。
今は、どんどん減って、施設の利用者さんですら、一時帰宅する家族は殆ど皆無です。
一時帰宅すると、食事、入浴、寝場所の用意、排便排尿の問題、いろいろとありますが、「がんばらない介護、介護はプロに任せよう」、という世間の風潮はあります。
一時帰宅とは言えませんが、面会だけではなく、ちょっとだけ一緒に外出する自由時間を設けるだけでも、高齢者さんの余生は、笑顔が増えるのになぁ。
人生は、まわってまわって、自分に矢が刺さるのかも知れません。
毎日毎日、毎夜毎夜、世界中でどれだけの高齢者が帰宅願望で泣いているのやら?
社会貢献というもっともらしい言葉には馴染めませんが、今年のお盆も、がんばって働いています。
因みに、「ガンバレの日」の由来は、1936年の今日、ベルリン五輪で日本人女性初の金メダリストとなった200M 平泳ぎの前畑さんへのラジオでの声援「前畑ガンバレ、前畑ガンバレ!」だとの事。
付け加えると、日本人初の金メダリストは、1928年アムステルダム五輪の三段跳びの織田幹夫さん(広島県海田町出身、広島一中「国泰寺高校」出身)、日本陸上界の父です。
今日、2024年バリ夏季五輪がやっと閉幕となります。
世界各国から参加した選手への期待、声援、応援、世界中が頑張りました。
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