天皇皇后両陛下が、今、英国を公式訪問中。
両陛下が留学していたオックスフォード、日本語で表記すると、牛ヶ原の津(牧草地に水が流れる浅瀬)かな?
オックスフォードにテムズ川が流れていたかな?
若き頃の天皇陛下が留学を終えて、帰国する際、「このまま時間が止まって欲しい」と思うぐらい胸中に迫るものがあったと自伝に書いています。
全く共感同感できます。
僕自身、ロンドンに半年間、ブライトンに延べ2年半、計約3年間程、英国暮らしを体験しました。
イングランド、ウェールズ、スコットランドへの旅、例えば、ここでシェイクスピアが生きていた、マルクスが資本論を著した、ディケンズが、ヴァージニア・ウルフが歩いていた、と想像するだけで英国での体験がファンタジーになります。
例えば、散策していた頃のエディンバラの街角のカフェで、当時作家志望の若く貧しかった J ・K ローリングが夢中で「ハリーポッター」を書いていたんだ、と振り返るだけで英国での思い出生活がファンタジーから現実に変わります。
夢は、夢中という夢の途中だとか❗
波打つような上下する体調ですが、元気が快復しました。
以前、尾道百島へ帰省する度にトランクの中にグローブとボール、それと卓球ラケットを詰め込んでいましたが、今は何処にあるのやら?
今は、草刈り用の長い柄を持つ鎌やら鍬やらの道具をホームセンターで探して買うのが楽しみになりました。
近いうちに草刈りに行けるはず。
昨日は、日本のポンペイと呼ばれる一乗谷朝倉遺跡へ。
暑かったです。
朝倉御膳の昼食を頂きながら会話した事。
英国生活の体験が無いならば、きっと東京生活にしがみついたままの人生だったかも・・・多分、無理して購入したタワーマンションの低層階で暮らして、高層階の住民へのコンプレックスを抱きながら、東京生活を続けていたかも知れません。
それとも、ホームレスになっていたかも知れません。
人生は後悔するもの、そんな人生です。
イングランドという地形は、高い山が無くて牧草地、畑、なだらかな丘がアップダウン、そんな風景が続いています。
鼻の中が真っ黒になるロンドンから郊外へ出ると、その風景が実に美しい❗
ピーターラビット、ワーズワースの故郷湖水地方も思い出します。
お世話になった英国人がよく言っていました。
「この牧草地でのアグリカルチャ・スメル(牛の糞の匂い)こそが、健康の源だ」と言いながら、大きな呼吸をしていました。
ニオイもクサイも、抗体物質なのです。
その方は、王室よりも長い歴史ある没落貴族出身、先祖にはロンドン市長、親戚にはBBCテレビに出演していた評論家、いろいろ学べた出会いでした。
驚いたのは、世界中から届いた切手収集帖があって、江戸時代幕末に徳川幕府が発行した切手を見つけた事。
最近、やっとその方の祖父が書いた小説(エジプト滞在記)を、じっくり読んでいます。
帰国後、東京生活脱出、地方生活へ戻れた要因は、すべて英国での出会いでした❗
ビートルズのCome togetherはよく分からないままの Let it be です。
人生の善き出会いに感謝です。
さて余談ですが、百島中学校は、「もも中」です。
テレビを観ていると、福岡市の百道(ももち)中学校は、地元では「もっ中」と呼ぶらしい、あの界隈を散策した事があります。
サザエさん家族のオブジェがいっぱい並んでいました。
海が見える、山が見える、丘に上がる、当たり前の日常ではなくて、日本の宝、有り難く特別な日常風景なのです。
夕方、同級生と電話で会話。
ラジオを聴きながら草刈りを楽しみ、その後は、好きな音楽を聴きながら百島でのティータイムを楽しみにします。
よい香りも想いも物質なのです。
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