ここ数日、体調があまりよくなかったので、家に閉じこもっていました。
その間、尾道出身の大林宣彦監督が、新作「この空の花 長岡花火物語」の封切りにあわせて、先日、舞台挨拶に福井に来られていたようです。
小生、元気であれば、花束を用意して、お会いしたかった監督でした。
大林監督の代表作は、「転校生」の尾道三部作、新三部作・・故郷尾道を舞台にした映画です。
故郷尾道への貢献度は、大きなものがあります。
それでも、故郷尾道を愛し続けている映画作家 大林氏ですが、どうも、最近地元と巧くいってないようです。
尾道を離れて暮らして、尾道に意見を言うスタンスに、地元も反発するのかもしれません。
大きな対立となったきっかけが、2005年に制作・封切りされた角川春樹事務所、東映、テレビ朝日系による映画「男たちの大和/YAMATO」でした。
オープンセットとなった尾道向島の造船所に観光客が押し寄せたのです。
地元、尾道が観光の目玉にしたのも十分理解できます。
当時の新聞記事コラムから大林監督の談話:
「ロケセットは映画の中で初めて意味を持つ。人寄せのための公開は、戦争やふるさとを商売にしているようで恐ろしい」と、尾道市の観光行政を批判している。セットには予想を超える人が集まり盛況だが、大林監督は「公開中は故郷に帰らない」と宣言した。
それと、大林監督は、古いものを壊すのではなく、古いものを残すのが資源になるとおっしゃっています。
小生、小学校一年生の時、村上医院で、扁桃腺を麻酔無しで切ったもらったことがあります。
両腕を看護師さんに押さえつけられて・・それはそれは阿鼻泣喚の時間でした。
その執刀された先生が、大林監督の御父上様でした。
おかげさまで、この歳になるまで、扁桃腺が腫れるということは全く無いです。感謝。
大林監督が、よく使われる言葉「五雨十風」の繰り返しで自然が豊かになるように・・。
百島には、「五雨十風」という言葉は似合います。
ちょっと百島自慢をお話してみたかったかなぁ・・。
大林監督の今後の御活躍をお祈ります。