新潟の平野部は5月の連休前後で田植えが終わりました。
現在は、水の張った水田に空の雲が写って、今だけしか見えない景色を魅せてくれています。
イネは、大事な食料ですから、水田で大事に育てられます。
今の時期、道端を見ると、イネ科の植物があちこちで花を咲かせています。
イネ科の植物は、ほぼ風媒花と聞きましたので、花粉を昆虫や鳥などに運んでもらう必要がありません。
だから、彼らを集めるために、花を目立たたせる必要がないので、イネは地味な花を開花させます。
地味なのですが、被写体としては、魅力的に感じます、そんな姿を散歩の時に撮影してみました。
先日借りてきた本の中にイネのルーツを辿る本もありました。
イネ科の植物は、種をつけると時間差を置いて、地面に落下して行きます。
だから、野生のイネを食料とした我々の先祖は、一発で収穫できないから、大変だったのだろうと思います。
だけど、そんな野生のイネから一斉に実って、落下しない種類を長期間かけて選択して行った先祖の凄さを感じました。