写真は、先日訪れた赤崎山森林公園(阿賀町)の「四季めぐり展望台~天女の花筏(はないかだ)」から撮影しました。
私が中学校の頃だったと思いますが、日本はあちこちで公害が発生していました。
田舎の中学校弁論大会で、公害が弁じられていたくらいです。
下の写真に写っていますが、阿賀野川の豊富な水をせき止めて、水力発電を行っています、東北電力の鹿の瀬発電所です。
その発電所の右側に上の写真のような一角があります、ここは(旧)昭和電工鹿瀬工場です。
この工場は、隣の発電所で発電した電力を使って肥料関係の製品を製造していたそうですが、阿賀野川にメチル水銀を含んだ工場廃液を未処理のまま排出し、阿賀野川流域住民に深刻な公害被害を与えたと聞きました。
いわゆる「新潟水俣病」(第二水俣病・阿賀野川有機水銀中毒とも)が発生しました。
結局、被害は未だに尾を引いていますから、新潟県にとって公害の原点ともいうべき風景です。
公害の詳しい内容は、新潟県立環境と人間のふれあい館- 新潟水俣病資料館 -(新潟市北区)で見ることができまう。
私が良く訪れるビュー福島潟のお隣です、当然私も何度かこちらを訪れました。
展望台から雄大な風景に目を奪われましたが、こんな歴史を俯瞰することもできる場所です。