OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

手塚さとみはこれでイイのだっ!

2013-10-30 15:30:31 | 歌謡曲

ボビーに片想い / 手塚さとみ (FOR LIFE)

女性アイドルの条件として、まず第一なのが「愛くるしさ」だとすれば、手塚さとみは最高レベルのひとりでしょう。

所謂美少女系であり、それは彼女が人気絶頂時に出した本日掲載のシングル盤ジャケ写からも一目瞭然、決してロリマニアに偏ることのない可愛らしさは万人が認めるところと思います。

また、同条件としては邪道かもしれませんが、可愛さ優先の女の子アイドルは、歌が上手くないほうが、さらに「良」とするポイントが確かにあって、だとすれば、その点においても彼女は充分な資格を有しているんですねぇ~♪

それはここに収録のA面曲「ボビーに片想い」を聴いていただければ、恥ずかしくなるぐらいに納得されるはずで、しかし、だからこそ憎めない現実があるのも確かですよ♪♪~♪。

なにしろ作詞:松本隆&作曲:松任谷由美、そしてアレンジが瀬尾一三とくれば、これが堂々のオールディズ系ポップス歌謡の決定版に仕上がるのもムペなるかな、発売されたのが昭和54(1979)年春であっても、刻み込まれた胸キュン性感度の高さは、何時だってOK♪♪~♪

まさにカレッジソングの王道がど真ん中のユルユルな曲テンポで、時には消え入りそうな歌い回しを押しとおすあたりが、手塚さとみの真骨頂と思うばかりです。

ちなみに作曲したユーミン自身によるデモテープがあれば、聴いてみたいですねぇ~~♪

だって、それは言わずもがなのユーミン節の……、まあ、あれですからねぇ~♪ 手塚さとみの歌い回しにも随所でそれが顕著に浮き上がり……、ですよ♪♪~♪

ちなみに手塚さとみの芸歴しては、何んと言ってもユニチカのCMモデルとしてのブレイク、さらには続く元祖グラビアアイドルとしての人気沸騰が強い印象になっていますが、ご存じのとおり、幼少期からのモデル業で身につけたと思われるナチュラルに「見られる」事のプロ意識は、女優としての活動にもオ大きな財産になっていたように思います。

その意味で、掲載のジャケ写が中身の歌のイメージにジャストミートしているのは高得点であり、一方肝心であらねばならない歌唱が拙いのは、アイドル愛好者のファン心理を巧みに刺激する狙いと書けば、贔屓の引き倒しでしょう。

サイケおやじとしては、そこにイチコロ、本当に急所を掴まれた感じでありますが、だからこそ、ボーカルが前に出過ぎたというか、実際はそれが正統な作りなんでしょうが、個人的な希望としては、所謂スペクターサウンドの分厚いバックに埋もれる薄いボーカルというミックス処理があればなぁ~~~、と思っています。

ということで、そうまで書いていながら、しかしここまで来ると果たして彼女はテレビやライプステージで歌ったことがあるんでしょうかねぇ……?

サイケおやじは、これっきりしか彼女のレコードは持っていないんですが、確か他にもLPを含めて2~3枚は出していたはずですから、歌手としての手塚さとみに接した皆様のご感想は大いに気になったりしますよ。

もちろん既に述べたたとおり、だからといって手塚さとみの歌を否定する気持ちは微塵も無く、ある意味ではアイドル正統派の歌謡曲を極めんとしたに違いない!

なぁ~んて穿った考察を自分に言い聞かせているのでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする