OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ダンスはうまく踊れなくとも

2015-12-07 16:22:18 | 歌謡曲

ダンスはうまく踊れない / 石川セリ (フィリップス)

恥ずかしながら、サイケおやじは以前にダンスを習っていたことがあります。

もちろん、それは所謂社交ダンスってジャンルで、仕事上の必要に迫られての事だったんですが、つまりは外人と上手いコミュニケーションを図るための方策だったとはいえ、全く自分に似合っていないという自覚がある以上、上手くなるはずもありませんでした。

それが近々、もしかしたら再び活用(?)出来るかもしれないという、実に面映いに局面にありまして、そこで例によって口ずさんだのが本日掲載のシングル盤A面曲「ダンスはうまく踊れない」というのは、まさに発作的!?

しかし、石川セリによって昭和52(1977)年に巷間流行ったこの名曲は、我が国のシンガーソングライターの中でも、個人的にはなかなかストイックな趣味性が感じられる井上陽水の作詞作曲なんですから、ここから先を書く事には妙なぎごちなさを感じる次第です。

だって、これは今では良く知られた逸話として、井上陽水が後に妻とする石川セリを落とす(?)為の手段として作ったというんですから、う~ん、このカップルはどんなダンスを踊っていたのかなぁ~~~?

という下世話な興味は今も消せるものではありません。

ただし、それでも石川セリがレコード化した「ダンスはうまく踊れない」は秀逸な矢野誠のアレンジも効いている傑作で、空回りしたような情熱の浮遊感みたいなサウンドと石川セリならではのアンニュイなボーカルによる刹那の節回しが絶品ですよねぇ~~♪

強めのパーカッションとアコースティックギターも良い感じ♪♪~♪

ですから、丸っきり絵にならず、ど~しようもない図を演じては、お相手の女性から軽蔑されるサイケおやじにしても、この歌があればこそ、なんとかやっていられるという言い訳を弄しているのですが……。

いやはや、こんな戯言を書いていて、全く恥の上塗りでござんすよ、ふぇふぇふぇ~。

ということで、つまりは世の中、どんな言い訳も成り立つ裏には自嘲があるという事を、まあ、分かっていただきたいんですよ、誰にはとは言いませんが。

また、最後になりましたが、それにしてもジャケ写に登場している石川セリのアブナイ雰囲気も凄いですよねぇ~~♪ 当然ながら「猫顔マニア」御用達の彼女であれば、太ももからその奥までも気を持たせてくれる存在感の強さがニクイばかりでしよう。

くぅ~~っ、と呻いてしまいます。

コメント
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