■Easy Lover / Philip Bailey with Phil Collins (Columbia / CBSソニー)
世の中、様々な「つきあい」や「しがらみ」が避けられない以上、その良し悪しを形成する要素のひとつが「相性」ってやつかもしれません。
特に相手やその対象を「気に入らない」という理由が自分でも明確になっていない場合には、「相性が悪いんだよなぁ……」という逃げ口上が用意出来るあたりは、なかなかに便利な用語になりましょうか。
さて、それに事寄せれば、サイケおやじの音楽趣味に「相性」の良くないミュージシャンのひとりがフィル・コリンズです。
説明不要かと思いますが、フィル・コリンズはジェネシスというプログレバンドのドラマー兼ボーカリストであり、何が売れるかを狙えるプロデューサーでもあり、さらには俳優としても子役時代から有名らしく、まさに芸能界の万能選手と言ってしまえば語弊もあるんでしょうが、とにかくサイケおやじはそ~ゆ~実績云々は別にして、まずはフィル・コリンズのドラミングが好きではありません。
そりゃ~、パワフルな音圧は伝わってくるし、きっちり凄いテクニックもあると言われていますが、個人的にはどうにも潔くない感じが???
それとプロデューサーとしても、例えばエリック・クラプトンをシンセ塗れにした前科(?)が許せないという事もあります。
ただし、そんな諸々は、繰り返しますが、結局はサイケおやじと「相性が悪い」という一言で決着が!?
さて、しかしそんな中、例外的に大好きになったのが本日掲載のシングル盤A面曲「Easy Lover」であります♪♪~♪
もちろん、これはアース・ウインド&ファイアー=EW&Fの看板スタアであるフィリップ・ベイリーがソロ名義で1984年に出したメガヒットで、そのメリハリの効いたソウルグルーヴとポップなメロディ、さらにはヘビメタ系ギターソロも唸りをあげるという、まさにロッキンソウルな傑作という中にあって、フィル・コリンズは主役のフィリップ・ベイリーとボーカルパートを分け合い、曲作りにも関わった他にドカドカバッス~~ンっなドラムスまでもやってしまったんですから、いゃ~、もう、これが好きになっているサイケおやじは自己矛盾に苦しむ間もないほどの歓喜悶絶ですよ♪♪~♪
もしかしたら、この曲、このトラックにはフィル・コリンズのドラミングが必要十分条件なんでしょうか?
だとしたら、虚心坦懐に楽しまなければならないんでしょうねぇ~、フィル・コリンズの音楽を……。
ちなみにフィル・コリンズは黒人ポップスというか、モータウンサウンドにも色目(?)を使い、自らそんなカバーヒットを飛ばしていましたが、実はそれすらもサイケおやじは好きになれないのですから、う~ん、この「Easy Lover」は完全なる大例外というわけです。
ということで、常日頃から独断と偏見に満ちた拙ブログにおいてさえ、好きになれないミュージシャンについて書く事はそれほど多くはないと思っているんですが、特に悪口を並べ立てるという趣旨はありません。
ただ、ど~してフィル・コリンズが大きく関与した「Easy Lover」が好きなのか?
というよりも、とにかくフィリップ・ベイリーの「Easy Lover」が最高に好きという正直な気持ちの中に、フィル・コリンズという異分子の存在に不条理を覚えているだけの話です。
そして「相性」という不思議について、あれこれと思索した挙句とご理解いただければ幸いでございます。