■The Final Note / Allman Brothers Band
(Allman Brothers Band Recording Company = CD)
01 Statesboro Blues
02 Trouble No More
03 Don’t Keep Me Wondering
04 One Way Out
05 In Memory Of Elizabeth Reed
06 Hot‘lanta
07 Whipping Post
いゃ~~、前々から存在は噂され、公式リリースが告知されていたとはいえ、ついに我々の前に登場したのが本日掲載したオールマンズのCD!!
なんたって、1971年10月29日に不慮のバイク事故により天国へ召されたデュアン・オールマンのプレイを聴ける音源では、ほとんど最後と云われるライブギグが収録されているんですよっ!
それが件の事故の12日前、つまり……、1971年10月17日のメリーランド州はオウイングス・ミルズにおけるペインターズ・ミル・ミュージック・フェア公演であり、しかし残念ながら、これはトーシロがカセットで客席から録った音源をソースにしています。
ですから、決して音質は良いとは言えませんし、収録演目からもご推察のとおり、ステージライブのフルセットが聴けるわけでもありませんが、音質に関してはオールマンズが自らのアーカイヴで責任を持ったというか、それなりに聴き易いところまで修復されている様です。
ただし、それでも高音質が当たり前となった現代のブートと比較すれば、サイケおやじを含む熱心なオールマンズ信者、あるいは往年のロックファンでも無い限り、それなりの覚悟は必要でしょう。
率直に申し上げれば、高出力のステレオ装置よりはパソコンやスマホのスピーカーやヘッドホンで聴いた方が臨場感や聴き易さはOK?
ってなところが確かにありますし、実際ド頭の「Statesboro Blues」ではマイクのテストをする声が大きく入っており、全体的に「音」そのものが、引っ込み気味なのは、これが限界というところでしょうか……。
実は、この音源は、当時18歳だったラジオ取材記者のサム・アイダスがカセットレコーダーの性能を確かめるために、機器に内蔵のマイクで録ったそうですから、さもありなんと言えばミもフタもありません。
サム・アイダス本人も、49年前の奇特な行動を長い間忘れていたらしく、どうやら友人から尋ねられて思い出したそうですよ (^^♪
ということで、決して万人向けの音源ではありませんが、一聴の価値がある事も確かです。
そうです、間違い無く、オールマンズならではの熱気とロック魂が聴けるんですよっ!
ちなみにCDの仕様は紙製の二つ折りダブルジャケットなのも、嬉しいですよ、個人的には (^^♪
あぁ~~、ジャケ写は当日のショットとされるデュアン・オールマンとレスポールの勇姿で、なんとも染み入りますねぇ~~。
そして今後のオールマンズ音源&映像の公式復刻希望としては、1971年9月16日のニューオーリンズでのライブ音源かなぁ~~。それと、「有る」と噂のワトキンス・グレンの映像とか (^^;
楽しみは、持ち続けていればこそっ!
ですよねぇ~~~ (^^)/~~~