■家路 / いしだあゆみ (日本コロムビア)
全く恐ろしい事にコロナ禍は、ますます苛烈!
ほとんど先が見通せない状況って、なんだかノストラダムスの大予言!?
なぁ~んていう、懐かしい事象が思い出されるばかりです。
で、そんな中、総理大臣と東京都知事の優柔不断な責任回避は本当に情けないかぎり……。
ご~とぅ事業も営業時間云々も、もはや全ては自己責任と言わんばかりの態度には失望させられました。
もちろん、係る自己責任は重要ですし、感染するのは自由意志であったとしても、それで病原菌を第三者に感染させる事は重過失、過失致死罪の適用も今後考えられるんじゃ~ないですかねぇ~~?
それが妄想的な極論だという事は自覚しておりますが、この先、どんな状況に陥れられるのかは為政者どもの胸先三寸だとしたら、一番怖いのは、それでしょう。
結局、市井の我々は自らの行動を自制する必要に迫られているわけで、用事が済んだら、サッサと家へ帰るのがベストな選択かもしれませんねぇ……。
ということで、本日ご紹介するのは、いしだあゆみが昭和49(1974)年末に出した掲載盤A面収録の「家路」なんですが、これが作詞:橋本淳&作編曲:筒美京平の提供による如何にものジャズ歌謡♪♪~♪
小粋なジャズビートでスイングする彼女の節回しのクール&ハートウォームな歌声は、逼塞間が漂う現在の日本には大切な和みじゃ~ありませんかねぇ~♪
誰でもが、そうだと思いたいんですが、サイケおやじにしても、家に帰りたくないっ!
と思った事は一度や二度ではありませんが、結局は「帰る場所がある」という幸せに気づかされてしまうのが、浮き上がった甘えのせつなさなんでしょう……。
ハードボイルドなさすらいに耐えられるほど、サイケおやじは強くありませんので、いしだあゆみの「家路」が尚更に心に染み入るのでした。
皆様、どうか、ご自愛くださいませ。