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サイケおやじの生活と音楽

胸キュン涙のサンバ

2022-06-07 17:49:24 | プレイガール

涙のサンバ / 橘モナ (日本コロムビア)

セクシーアクションドラマの最高峰「プレイガール(東京12ch)」のレギュラー女優陣の中で、最も歌手として成功していたのは、既に女優業以前にレコードデビューしていた沢たまき

とはいうのは当たり前ですが、他にも應蘭芳緑魔子真理明美、桑原幸子、范文雀大信田礼子、西尾三枝子、片山由美子、東三千という面々も、しっかりと歌手活動を展開していた中にあって、殊更本格派だったのが劇中では一条きよみ役として人気を集めていた太田きよみでした。

なにしろ歌手活動を本格化させるためにレギュラーを降板したという真偽の程は定かではありませんが、とにかく昭和48(1973)年には橘モナと改名し、本日掲載のシングル盤を出し、以降は山崎一美や太田きよみ名義で幾つかの音源・レコードを残しています。

で、ここに収録のA面曲「涙のサンバ」は作詞:片桐和子&作曲:曾根幸明から提供されたミディアムテンポのポップス歌謡で、彼女も前述「プレイガール」出演時に特徴的だったキュートな甘え口調を滲ませつつ、安定した節回しで歌っていますから、太田きよみファンにはマストなアイテムでありましょう (^^♪

ただし、曲タイトルには「サンバ」という言葉が用いられておりますが、池田隆の施したアレンジは全然そんなことは無くて、ちょいとドラムスのリックやホーンセクションの響きに「それらしい」ところがあるぐらいですから、むしろ純前たる昭和の歌謡ポップスとして楽しむのがファンの冥利かもしれません (^^;

また、残念ながら、この「涙のサンバ」は大きなヒットにはならなかったものの、彼女の出したシングル曲「私は蜘蛛の糸」や山崎一美名義の「風知草」は歌謡曲愛好家の間では傑作と認知される名唱・名曲であり、つまりは太田きよみ=橘モナ=山崎一美の歌手としての実力と資質が楽しめるわけですが、その彼女が活動を縮小してしまったのは、皆様ご存じのとおり、一連の楽曲を提供した天才作曲家・曾根幸明との結婚があったからでして、それも今となっては、不倫 ~ 略奪婚!?

だったというのですから……。

しかし、それはそれとして、現在は曾根きよ美として活動している彼女の音源も、部分的にはCD復刻され、この「涙のサンバ」もオムニバス盤「怨歌情死考」で普通に聴けるのは喜ばしいことです。

サイケおやじは、キュートでスレンダーな佇まいで活躍した彼女の姿が忘れられませんので、歌手として第一線にあった頃の映像があれば、ぜひとも拝みたいと願っております。

幸いにも、当時のスチールカット等々は雑誌やネットで拝観出来て、そこでも水着姿とか、セクシー系の衣装を纏っている橘モナに接する時の胸キュン感、わかっていただけるでしょうか (^^;

ということで、プレイガールのレギュラーメンバーの訃報にも度々接して来たサイケおやじとしては、同窓会的なイベントをネットで開催して欲しいと願っている次第です。

もちろん、そこでは歌もご披露願えるものと、強く希望しているのでした。

コメント
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