■大人の子守唄 c/w ええかっこしい / 永田カツコ (東芝)
さてさて現在、実質的な日本のリーダーを選ぼうと、何やら永田町界隈の生臭さが強くなっておりますが、それゆえに候補者各位が尚更にカッコマン化している状況には毎度の事ながら、気抜けのビールを飲まされている気分のサイケおやじです。
そこで……、本日の1枚は永田カツコが昭和47(1972)年に出した傑作シングル盤なんですが、もう……皆様ご推察のとおりのB面収録曲「ええかっこしい」をまずはご紹介 (^^;
なにしろ、これが作詞:山上路夫&作曲:平尾昌晃、そして编曲:クニ河内が提供したミディアムテンポのソウル歌謡であり、臓腑を抉るが如き歌詞の世界をエグ味と諦観を両立させて節回す永田カツコのボーカルは説得力満点!
クニ河内のアレンジにはピアノやニューソウル風味のストリングス、そして強いビートを前面に出したクセの強さはありますが、それゆえに永田カツコの遠慮の無い歌いっぷりにはジャストミートしていると思いますし、基本は演歌グルーヴな平尾昌晃の作曲も冴えているんじゃ~ないでしょうか (^^)
いゃ~~、諸事情から歌詞を書き連ねる事は叶いませんが、こ~ゆ~歌こそは、リーダーを志す諸氏必聴かと思うばかりです。
ちなみにアメリカの大統領選挙の有力候補者2名の対決討論会のトホホぶりも酷かったですねぇ~~!?
特にハリス候補がトランプ候補の質問を薄ら笑いで逸らかす場面の多さには情けなさを感じるばかり……。
もちろん、一方のトランプ候補も決して相手が本音で答えられない議題を持ち出すあたりは、漫画チックでありましたが…… (^^;
閑話休題。
さて、それにしてもサイケおやじが、このシングル盤が傑作だと決め付けているのは、やはり作詞:山上路夫&作曲:平尾昌晃が提供のA面曲「大人の子守唄」の仕上がりが素晴らし過ぎるからでして、そのミディアムテンポの哀愁歌謡フォークを基本にしながらも、これは当時流行のズベ公歌謡でもあるんですねぇ~~♪
しかも森岡賢一郎のアレンジにはフォークやロックの常套手段的な小技が積み重ねられていますから、ちょっぴり弘田三枝子っぽさも滲ませる永田カツコの歌唱力には臆するところがありません。
いゃ~~、収録両面2曲共がジャケ写ポートレート&デザインを裏切るところが全く無いという傑作でしょう、これはやっぱり(^^♪
ということで、最後になりましたが、サイケおやじが考えるリーダーの条件とは、人の集まりの中で自然にリーダーシップがとれる者こそが相応しいと思っております。
つまり、自意識過剰な行動から他人を押しのけてまで上に立ちたい意思表示なんてものは所詮、張り子の虎みたいもんかもしれません。
また、「人の上に立つ」には、それなりの「顔」ってものが確かにあるんじゃ~ないでしょうかねぇ~~ (^^;
それが所謂「錦の御旗」であったとしても、現代におけるリーダーなんてものは決してワンマンでは務まらず、むしろ強い絆がある盟友、あるいは後見人の存在無くしては皆を納得させる仕事が出来ないと思うんですよ。
う~ん、リーダーなんてものには下々の者の想いなんてのは、伝わらないのが常なのかもしれませんが、本日は嘆き節、失礼いたしました <(_ _)>