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サイケおやじの生活と音楽

夢物語でも平和の歌を

2023-10-20 16:07:19 | 歌謡曲

地球の夜明け c/w 美しい星 / Kとブルンネン (CBSソニー)

テレビのニュースなんてものは胸糞の悪くなる報道ばっかりなのが常、とはいえ、殊更最近のパレスチナ ~ イスラエル戦争には胸が潰れる思いです……。

もちろん、他地域からの支援や仲裁の動きはあるにせよ、問題の根底には凡そローマ帝国時代から今日に続くユダヤ王国の滅亡、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教其々の信者による対立、加えて半ば「でっち上げられた」イスラエルという国家の存在意義等々、その背景にはユダヤとアラブ両資本の絡み合いがあると思われるのですから、一朝一夕に片付く問題ではないでしょう。

しかも、これはウクライナの問題でも浮上していたんですが、背景にあるのは戦争が最大の産業と自負しているが如きアメリカの動きが明らかで、これは現在のバイデン大統領が就任直後からの政治姿勢であれば、現地での悲惨とは裏腹にウハウハと儲けている奴らが確かに存在してい事は言うまでもないでしょう。

さて、そこで皆様には、ぜひとも聴いていただきたいのが本日掲載のシングル盤でして、これはKとブルンネンがデビュー3作目として昭和45(1970)年4月に出したソフトロック歌謡の大傑作♪♪~♪

そして何よりも、作詞:山上路夫&作編曲:鈴木邦彦が提供のA面曲「地球の夜明け」は、「人類の進歩と調和のために」というサブタイトルも示すとおり、所謂ビューティフルな世界平和を願う歌詞の世界にミディアムテンポで前向きに明るいメロディが附されているんですから、日本人のKとアメリカ人のブルンネンという国際的なデュエットが演じるところにも、大きな意味合いがあるわけでして、いゃ~~、実にホノボノとした気分に満たされるんですよ (^^)

  争ってなんになろ だれでも
  幸せをわけあおう
  人々はみな愛しあい 生きるのさ
  この地球 ただひとつの国にしよう

―― なぁ~んてサビの歌詞には幾分の気恥ずかしさを感じるのは確かではありますが、しかし、こ~ゆ~歌を忘れてしまっては、やはりダメなんじゃ~ないでしょうか?

その意味で、同じソングライターコンビが提供のB面曲「美しい星」がミディアムアップのドリーミーなソフトロック歌謡に仕上がっているのも、A面曲「地球の夜明け」との関係性からして大正解♪♪~♪

いゃ~~、聴いているうちに胸キュンにして幸せな気分に満たされてしまいますねぇ~~、サイケおやじは (^^♪

ちなみに山上路夫が作詞の「美しい星」と云えば、森山良子赤い鳥ベッツイ&クリス等々が歌っているフォーク系ソフトロックな楽曲が有名ですが、それは村井邦彦の作曲によるもので、このKとブルンネンのトラックとは同名異曲ですので、念の為 (^^)

ということで、本日ご紹介のシングル盤に収録の2曲は共に夢物語でありましょう、現在の悲惨な世界からすれば……。

しかし、繰り返しますが、こ~ゆ~時世・時局なればこそ、ひとりでも大勢に聴かれるべき楽曲だと思いますし、それに和み、あらためて夢を見るのも悪くは無いんじゃ~ないでしょうか。

平和安寧は遥か遠くにあるとはいえ、道は確かに続いていると信じたい気持ちであります。


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