OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

これもB面推しの森田つぐみ

2023-10-19 16:49:52 | 歌謡曲

■さよならは似合わない c/w おろしたての放課後
              / 森田つぐみ
(フィリップス / 日本フォノグラム)

以前にも書いたと思うんですが、サイおやじは「台詞入り」のアイドルソングを蒐集していた時期があり、昭和51(1976)年に森田つぐみが歌った「さよならは似合わない」をA面に入れた本日掲載のシングル盤も、そんなこんなの理由からゲットした1枚だったんですが、これが大正解 (^^♪

それはカップリング曲としてB面に収録されていた作詞:森雪之丞&作曲:大野克夫が提供の「おろしたての放課後」が、サイケおやじの好みにドンズバのカントリーロック系ポップス歌謡であり、佐藤準のアレンジにはエレピやペダルスティールギターが全面的に用いられているんですから、たまりません ♪♪~♪

そのアップテンポの曲調は、例えばカーペンターズの「Top Of The World」っぽくもあり、初期オリビア・ニュートン・ジョンの諸作にも通底する洋楽フィーリングが全開しており、加えて当時の我が国で流行の歌謡フォークの味わいも滲み出た仕上がりは、決して上手いとは言い難くも、素直に節回す森田つぐみの個性にはジャストミートじゃ~あぁ~りませんかぁ~~♪

いゃ~~、絶妙にロリっぽさが残る彼女の声質もイイ感じ (^^♪

さて、そこで作詞:森雪之丞&作曲:宮本光雄、そして編曲:竜崎孝路が提供した肝心のA面曲「さよならは似合わない」なんですが、これは既に述べたとおり、イントロに彼女の台詞が入ったミディアムテンポの歌謡フォーク系アイドルソングではありますが、曲調やアレンジにポール・マッカートニーが十八番のオールドタイミーなノベルティソングの出来損ないみたいな感じが残っており、しかし、それでいて、基本は「ぶりっ子」系アイドル歌唱に徹した森田つぐみの歌いっぷりには、これはこれで似合っていた様に思いますが、いかがなものでしょう。

決して悪くは無いと思っているんですよ、サイケおやじは (^^)

ちなみに森田つぐみは、確か某テレビオーディング番組からのデビューだったと記憶しているんですが、大きなブレイクも果たせないままにフェードアウト……。

それでもサイケおやじの記憶に残っている彼女はテレビバラエティ番組の中でピアノを弾いていたり、それなりに扱いは良かった気もしていますし、本日掲載のシングル盤は2作目ですが、他のレコードも王道のアイドル歌謡路線の秀作ばかりでしたから、追々にご紹介させていただきますね (^^)

ということで、世界は騒然としている中にあって、とりあえず……、日本の平穏に感謝するしかありません。

そして毎日、歌謡曲のレコードを弄っていられる境遇も、幸せと思えなければバチアタリでありましょう。

大切にしたいものです。


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