■ニュー・ロック・ベスト4 / Jeff Beck (Odeon / 東芝)
サイケおやじも心底尊敬するギタリストのジェフ・ベックが天に召されました。
享年78……、ですから天寿を全うしたと思いたいですし、ギタリストとしての偉大な業績、その天才性は言わずもがな、サイケおやじが殊更凄いと思うのは、その外見的なイメージを最後まで保っていた精神力です。
平たく言えば、スタアに昇り上がった若い頃から高齢者となっても、故人のルックスは正にジェフ・ベックそのまんま!
鋭い眼光にシャープな肉体という佇まいは、何やら古の剣豪を想わせるものがありました。
そして故人のギタリストとしての偉大過ぎる存在感は、とてもサイケおやじの稚拙な筆では書き尽くせぬのは必然、しかし、正直……、言葉が出ないというか……。
さて、そこで本日掲載したのは、1970年に我が国独自で発売された7吋の33回転、4曲入りの所謂コンパクト盤で、収録されているのはジェフ・ベックが自らのグループとして結成したジェフ・ベック・グループが1968年に出した最初のアルバム「トゥルース ~ 驚異のブルースギター」からカットされた以下の4曲 ――
A-1 You Shook Me
A-2 Blues De Luxe
B-1 Let Me Love You
B-2 Rock My Plimsoul
―― 何れもステレオバージョンになっております。
もちろん、既に皆様ご推察のとおり、サイケおやじが掲載盤をゲットしたのは、件のLPが買えなかったという経済的な理由からなんですが、実は本日、これが自分の手元にあるのは先日、借りているトランクルームにネタの入れ替えに赴いた時、何故か……、急に聴きたくなって、自宅に持ち帰ったのは、ムシの知らせだったのでしょうか……。
何とも……、胸が潰れそうな気持です……。
あぁ……、ジェフ・ベック……、永遠なれっ!
合掌。