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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-108:浅ゆき ~ ソフトフェロモンの妙

2022-09-27 17:59:35 | 歌謡曲

あとはごめんなさい c/w どういうわけか / 浅ゆき (日本コロムビア)

昔っから、海外の大衆音楽が我が国で発売される時、そこには所謂邦題、つまりは原曲タイトルを和訳・意訳した曲名が附される場合が多い事は説明不要かと思いますが、その逆として、何故か昭和歌謡曲には、不必要とも思える英語の曲タイトルがジャケットスリーブに記載されていたりして、当時も今も、サイケおやじには解せないものが多々あります (^^;

例えば本日の掲載盤は、昭和46(1971)年1月に発売された浅ゆきのシングル盤なんですが、A面曲「あとはごめんなさい」には「Sorry About That」なぁ~んていう英語の曲タイトルが附されていますし、B面曲「どういうわけ」にも同様に「Love Is Funny」なぁ~んていう、ミョウチキリンなセンテンスが???

う~ん、これって、おそらくは歌詞の内容から捻り出したものなんでしょうか?

そのあたりを前述2曲の歌詞を綴った阿久悠は了解しているんでしょうか?

もしかしたら、その英語曲タイトルも阿久悠ご本人が附したのかもしれませんが、既に述べたとおり、ど~にも無用の長物じゃ~なかろうか……?

なぁ~んて、サイケおやじは不遜な思いを隠せないわけですが、まあ……、それはそれとして、肝心の歌と演奏については、まずA面「あとはごめんなさい」は作曲:中村泰士&編曲:馬飼野俊一が当時の流行を意識したかの様に作り上げたミディアムテンポのキャッチーなポップス歌謡で、マイナーコードの使い方や躍動的なエレキベース、そして演歌系のストリングスやマンドリン(?)を用いたアレンジの妙がありますから、浅ゆきの節回しから滲み出るフェロモンの程好さは、奥村チヨ安倍律子をソフトフォーカスした様な印象で、なかなかニクイ仕上がりなんですよ (^^♪

ちなみに附された英語の曲タイトル「Sorry About That」をサイケおやじ流に解せば、「その点については、ごめんないさい」ですから、なんとなく意味は伝わっている気もしますが……、まあ……、いいか…… (^^;

一方、同じソングライタートリオが手掛けたB面曲「どういうわけか」は、さらにポップでソフトロックな歌謡フォーク調の裏名曲と申しましょうか、ミディアムスローで綺麗なメロディラインに流麗なストリングス、軽快なドラムスにグルーヴなエレキベース等々、ある意味では当時の王道路線を踏襲したサウンドになっているんですが、そこはかとない男女の恋愛の機微を綴った歌詞を歌う浅ゆきのボーカルにライトタッチのネチネチ感が表出され、コブシまでも回っているところがあるもんですから、それこそ英語曲タイトル「Love Is Funny」は言い得て妙!?

う~ん、告白すれば、このシングル盤も完全なるジャケ買い趣味の1枚だったもんですから、ここまで「しぶとい」音源が収録されているとは思わず、ゲットしてから相当長い年月、サイケおやじの自室の壁に貼ってしまっていたという、自らの不明は深く反省するところですし、当然ながら、浅ゆきについても、知るところが全くありません。

それでも先日、「東京ブルー・レイン」をA面に入れた彼女のシングル盤を中古ゲット出来まして、なかなかにイイ仕上がりなもんですから、近々ご紹介させていただきとうございます <(_ _)>

ということで、世の中のひとつの理して、やってしまってからの後悔とか謝罪なんてものは、すんなりと受け入れられるはずも無いんですが、しかし、それが無ければ、やっぱり駄目だと思うんですよ。

権力に楯突くのも、大いに結構かもしれませんが、人の道を踏み外しては、やっぱり……、ねぇ…… (-_-)

何についての感想かは、あえて本日は明記いたしません。

「あとはごめんなさい」とは、ニクイばかりのフレーズですねぇ……。


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