OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

スプリンターにもっと光を

2021-01-27 19:37:02 | Rock

いつか街で会ったなら c/w ガンダーラ / Splinter (日本コロムビア)

掲載したのはジョージ・ハリスンの秘蔵っ子として華々しく売り出されたスプリンターと名乗るデュオグループが、おそらくは来日時に吹き込んだと思われるシングル盤で、これがなんとっ!

A面は中村雅俊が昭和50(1975)年に放った大ヒット「いつか街で合ったなら」を曲タイトル「If Somewhere And Somehow」として、当然の如く英語詞で歌ってしまった(?)マニア泣かせのコレクターズアイテム!

か、どうかは知りませんが、とにかく作詞:喜多条忠&作曲:吉田拓郎が提供した原曲の歌詞に奈良橋陽子が英語の歌詞を振り、アレンジを担当したのがアラン・クラーク&大野雄二という事ですから、すっかり気分は英国流儀の爽やか系ソフトロックに仕上がっているんですねぇ~~♪

スプリンター持ち前のハーモニースタイルが軟弱路線に傾いているのも、演奏パートがグルーヴィですからイイ感じ♪♪~♪

それは多分、昭和54(1979)年頃の出来事だったと記憶しているんですが、折しも人気急上昇中だったゴダイゴとテレビで共演し、この「If Somewhere And Somehow / いつか街で会ったなら」を演じていたスプリンターに接した記憶が朧げにあるんですが、だとすると、ゴダイゴと関係性の強い奈良橋陽子が英語詞を担当した理由も推察可能ですし、もしかしたら、このシングル盤のバックをやっているのも、ゴダイゴの面々なのでしょうか?

なにしろ、その意味も含めて、B面に収録されているのがゴダイゴの大ヒット曲「ガンダーラ」の英語歌詞バージョンという、なかなか念の入った企画になっているのですから、頭が下がります (^^;

今となってはスプリンターよりも、ゴダイゴやジョージ・ハリスンのコレクターに御用達という側面もございますが、主役たるスプリンターのメロディ中心主義的な存在感が再評価される1枚かもしれません。

ということで、このシングル盤、実は先日述べたとおりの事情から我が家で探し物に没頭したサイケおやじが、その過程で掘り出したという、すっかり忘れていたブツでありました (^^;

あの日、大切な印鑑の紛失騒動が無かったら、まだまだ眠らされていたレコードであり、似た様な状況に置かれている趣味の収集物にも、光を当てなきゃ~バチアタリ!

そんなこんなの覚悟こそ、断捨離に繋がるのかもしれませんねぇ……。

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