■Creedence Clearwater Revival Live At Woodstock (Craft / Fantasy = CD)
01 Born On The Bayou
02 Green River
03 Ninety-Nine And A Half (Won't Do)
04 Bootleg
06 Commotion
07 Bad Moon Rising
08 Proud Mary
09 I Put A Spell On You
10 The Night Time Is The Right Time
11 Keep On Chooglin'
12 Suzie Q
本日も、これまたサイケおやじのバチアタリな所業である、「買ってしまえば安心」シリーズ(?)からのご紹介として、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル=CCRが今や伝説という、1969年に開催されたウッドストック野外コンサートに出演したライブ音源の復刻リマスター盤CDであります。
皆様ご存知のとおり、件のウッドストック音楽祭は当時としては桁外れの大規模な野外コンサートであり、通しで4日間に登場したミュージシャンやバンドのライブ音源と記録映像は、極一部の出演者を除いて、相当に膨大な分量で残され、これまでにも事ある毎に公式発売されては来ましたが、CCRに関しては本当に小出しにされていたというか、実は非公式のブート盤が昔っから堂々と出回るほどに需要が高かったんですから、公式盤としての今回の復刻は一昨年の夏という、ちょうどウッドストック50年記念に合わせたものでありました。
もちろん、以前に出回っていたブート盤とは一線を画するステレオミックスにリマスターされており、しかしっ! そんな事よりも、バンドとしての纏まったグルーヴは圧巻!
やっているのは上記したとおり、お馴染みの演目ばかりですから、殊更サイケおやじを含む当時からのファンであれば、耳に馴染んだ歌と演奏に酔い痴らされるのは必定であり、またCCR初体験に皆様にしても、必ずやロックの本質にシビレてしまうはずと思うばかりです。
なにしろトム・フォガティ(g,vo) にスチュ・クック(b,vo)、そしてダグ・クリフォード(ds,vo) が一丸となって刻み続けるロック&ソウルのリズム&ビートのストレートな潔さがあればこそ、フロントマンのジョン・フォガティ(vo,g) が心置きなく吠え、唸り、そして弾けまくるという魅力が全開!
分かり易さとノリの素晴らしさがキャッチーな自作曲、さらにシブイい趣味性も垣間見えるカバー曲というプログラムを一瞬の緩みも感じさせずに「やってのける」勢いは、まさに上昇期のバンドの証明でありましょう。
ちなみに、ここで聴かれるCCRのギグは現地時間、1969年8月17日の深夜0時半からスタートした約50分間の演奏なんですが、シングルヒット曲「Green River」「Proud Mary」は当然ながら、アルバム収録曲にしても長尺ではありますが、演奏のキメやギターソロ、そしてボーカルの節回しさえもレコードに忠実な部分が多く、だからこその楽しさや熱気がダイレクトに伝わって来るというあたりが、CCRの神髄でしょうか。
極言すればジョン・フォガティのワンマンバンドでありながら、解散後にソロ活動に転じて披露された幾多のライブや制作されたレコードにおいて、それが再現出来たとは言い難い現実は、オリジナルCCRのリズム隊の存在意義に深く関わっていると思わざるをえません。
実は学生時代に入れてもらっていたバンドの先輩から頻繁にアドバイスされていた至言として、シンプルな曲ほど難しい!?!
これって、CCRが聴かせてくれる歌と演奏が立派な見本なんですよねぇ~~。
あぁ~、本当に揺るぎない真実に震えてしまったですよ (^^♪
ですから尚更に、このウッドストックのライブ音源の素晴らしさにシビレが止まらないサイケおやじです。
最後になりましたが、入手した復刻CDは紙製のジャケット入れられ、しかもCDの盤そのものにプリントされた図柄が、往年のファンを狂喜させる事、請け合いなんですが、それは現物を見てのお楽しみとさせていただきます。
う~ん、やっぱりCCRが好きっ!