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サイケおやじの生活と音楽

聴いて納得の大門弓子

2022-09-19 18:16:09 | 歌謡曲

どうだっていいわ c/w 貴方がすべて / 大門弓子 (ミノルフォン)

掲載したのは、以前ご紹介させていただいた波純子の前身である大門弓子のディープ歌謡な傑作シングル盤で、長年の探索から、ついにゲット出来たんですよ (^^♪

いゃ~~、その出来栄えの面白さや魅力については各方面から教えを乞うておりましたし、楽曲そのものもカセットコピー等々で以前から耳にはしていたんですが、確かに針を落としてみれば、作詞:幸田栄&作曲:越純平とクレジットされたA面曲「どうだっていいわ」が、なかなか深い味わいに溢れた仕上がりで、極言すればキワモノ寸前演歌っ!?!

なにしろイントロから場末感が滲む咽び泣きサックスにディストーションの効いたギター、さらには濃いめのストリングスにお膳立てされ、いよいよ歌い出す大門弓子の節回しは、いきなりの大袈裟が全開!?!

いゃ~~、ここまで捨て鉢な歌詞の世界を鬱陶しく歌ってしまう彼女の泣き節には、こ~ゆ~只野通泰のゴッタ煮的アレンジがジャストミートしていますし、逆に言えば、それがあるからこそのギリギリフィーリングが成り立っている様に思えるんですが、いかがなものでしょう (^^;

発売時よりも後年になって再発見・再評価される歌や演奏の面白さは、後追い組の特権だっ!?

なぁ~んて、各方面から揶揄される事も多いんですが、それがあるからこそ、中古猟盤活動は止められないし、評論家の先生方よりは所謂草の根系のリスナーから魅力が喧伝される歌手や楽曲のひとつの例として、大門弓子の「どうだっていいわ」は外せないところでしょうか (^^;

ですから、その意味においても、同じ制作スタッフが手掛けたB面曲「貴方がすべて」にも捨て難い魅力がありまして、曲調はミディアムテンポのマイナーメロディに、せつない歌詞が乗せられた秀作だと思いますし、発売された昭和43(1968)年の流行をナチュラルに取り込んだ薄めのGS歌謡的なアレンジは、ちょっぴりニクイところですよ (^^♪

また、それをネチネチと節回すという味わいは、大門弓子ならでは個性なんでしょうが、当時と現代では、その聴き方が異なっている感じを認めるとすれば、これはこれで、なかなかの名曲名唱かもしれませんし、サイケおやじは世評の高いA面曲「どうだっていいわ」よりも、こちらが本音で好きです (^^;

ということで、話は変わりまして、トンデモ台風の襲来で外は大雨という日曜日に明日からは、お彼岸というので、ちょいと準備に勤しみましたけれど、まあ……、お寺参りは明後日早朝かなぁ…… (^^;

これ以上、被害が拡大しないように祈るばかりですし、被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます <(_ _)>


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