■稲妻パラダイス / 堀ちえみ (キャニオン)
最近の天候の不安定さは「異常」という言葉が規格外の激しさで、昨日も車で移動中、突然の雷雨に襲われ、後部座席で幸せな居眠りモードに入っていたサイケおやじも、ガッツ~~~ンと目が覚めた次第なんですが、そこで我知らず脳内麻薬(?)として浮かんできたのが、本日掲載のシングル盤A面曲「稲妻パラダイス」でありました。
歌っている堀ちえみは説明不要、所謂1980年代アイドルのひとりとして、これを出した昭和59(1984)年は絶頂期!
大ブレイクしたテレビドラマ「スチュワーデス物語」等々、あるいはCMやグラビアでの人気に加えて、この頃には歌手としても安定感が出て来ましたから、国民的なアイドルになっていたんですよねぇ~~~。
そしてこの「稲妻パラダイス 」は如何にも夏向きの歌謡ポップスとして、作詞:康珍化&作曲:林哲司が狙ったのはズバリッ! ビーチボーイズ系の西海岸サーフサウンドの歌謡曲化であり、それゆえに遊び心に満ちた萩田光雄のアレンジも良い感じ♪♪~♪
とにかくリズムやコーラスの用い方は、特にそっち方面のマニアならずとも、完全に気分は夏の海ってなもんでしょう。
堀ちえみの歌いっぷりも既に述べたとおり、それなりの安定感がありますし、テレビの歌番組で接する限りでも無難なアイドル歌謡の本質を演じていたのは、逆に言えば当時の売れまくったイメージである前述「スチュワーデス物語」における「ドジでノロマな亀」が可愛らしさにダブッた瞬間芸かもしれません。
そういえば某テレビ番組で「稲妻パラダイス」を歌っていた堀ちえみが、振り付けアクションの最中に靴を客席に飛ばしてしまい、片足だけストッキングがモロという放送事故は今や伝説ですよねぇ~~♪
いゃ~、何をやらかしても、なかなか憎めないのが堀ちえみの本質であるとすれば、アイドル引退後の結婚と離婚の繰り返しや子育て奮闘物語も説得力が違うという事でしょうか。
ちなみに歌手としての堀ちえみは、次曲も傑作「東京 Sugar Town」を出していますから、実は密かに洋楽マニアからも熱い支持を受けていたんですよっ、当時は!?!
なんというか、そのジャンルにおけるノーテンキなバブルガム系女性シンガーの日本版みたいな、つまりはスタジオレコーディングではセッションボーカリストが歌ってしまうようなオールディズ風味の楽曲が堀ちえみ用に作られていたという現実と実際には彼女が自ら演じていたという真実が、マニア心を絶妙に刺激していたように思います。
ということで、些か不謹慎な書き出しから穿った結論まで、本日もサイケおやじの独断と偏見ばかりは、ど~か、ご容赦下さいませ。
そして一応、雨の歌や夏向きソングのあれやこれや、続けてみようと目論んでおりますので、よろしくです。
サイケおやじ様のじらしプレイ(汗)かなぁ?。
コメント、感謝です。
楽しみは後々までということで、ご理解下さいませ。
本当はブツを預けているトランクルームに赴く時間が無いもんで(__)