OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-139:秋美子

2023-07-25 17:08:15 | 歌謡曲

夢中なのよ c/w 恋の昼下り / 秋美子 (ポリドール)

本日も「この人」シリーズということで、主役たる秋美子(あきよしこ)の詳細なプロフィールについては知る由もないサイケおやじにしても、彼女の残したシングル盤は、それなりに中古市場に出回っているのですから、まだまだ探索しなければならない女性歌手と思っております。

で、そんなサイケおやじが現在まで入手した数枚のブツの中から、殊更気に入ってしまったのが掲載の1枚で、発売されたのは昭和45(1970)年2月とされているあたりからも皆様ご推察のとおり、まずは作詞:宮沢守夫&補作詞:水木かおる、そして作曲:信楽潤&編曲:早川博二のクレジットが確認出来るA面曲「夢中なのよ」は、如何にも当時の雰囲気が横溢したミディアムアップのポップス演歌なんですねぇ~~♪

それはイントロから調子良過ぎるビート&リズムに歩調を合わせたオーケストラのキャッチーなリフ、さらには和風モードのメロディ展開から正統派歌謡曲がド真ん中の節回しを聴かせてくれる秋美子のボーカルから滲み出る抑えたフェロモンの好ましさは、惚れた男への熱い女心の心情吐露であるにしても、彼女の歌唱からは、それほど生臭みが感じられないのは高得点 (^^)

ちなみに秋美子の他の私有盤は、それなりにド真ん中の演歌だったり、昼メロの主題歌とされているアブナイ雰囲気のムード歌謡だったりしたもんですから、ここでのポップスフィーリングは彼女の奥行きのある実力の証明と思いたいですし、その意味からも、作詞:梶川弘&作曲:合田俊、そして编曲:森岡賢一郎が提供のB面曲「恋の昼下がり」がミディアムテンポのソフトロック歌謡に仕上がっているのは大正解じゃ~ないでしょうか (^^♪

それは甘い恋愛に浸りきっている女の幸せな欲望という歌詞の世界のエロっぽさをホンワカムードのメロディと柔らかなサウンドアレンジで包み込んだトラックであり、当然ながら、秋美子のボーカルからは抑えきれないフェロモンの放出は幾分ワザトラチックかもしれませんが、これはこれで楽曲の狙いにはジャストミートしているんじゃ~ないでしょうか、サイケおやじは好きです (^^♪

しかし、あらためて述べるまでもなく、このレコードはヒット盤とは言い難く、‎それゆえに後年の再発見・再評価を待ち望まれて中古市場に流されているとしたら、悲喜交々であります。

ということで、本日の曲タイトルじゃ~ありませんが、何事にも「夢中」になれる事は素敵な生き方の証明じゃ~なかろうか?

―― なぁ~んて、最近は思っているサイケおやじです。

というのも、これはボケの始まりと云われているとおり、それまで好きだった諸々に対し、カッと燃えるものを感じる事が少なくなっておりまして、そりゃ~~、やりたい事や欲しいブツは今でも沢山あるんですが、ちょいと諦めがは早くなっているような…… (^^;

う~ん、まだまだ「欲」を切らしちゃ~いけませんよねぇ~~!?!

だからこそ、秋美子の「夢中なのよ」に針を落としたというわけなんですが (^^;

失礼いたしました <(_ _)>


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