OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-138:大西睦美 ~ また今夜も暑いのならば

2023-07-24 17:29:47 | 歌謡曲

今夜もまた / 大西睦美 (東宝レコード)

久々の「この人」シリーズということで、本日掲載したのは大西睦美と名乗る女性歌手が昭和47(1972)年に出したシングル盤なんですが、とにかく、ここにA面収録された「今夜もまた」が作詞:片桐和子&作編曲:馬飼野俊一から提供の素晴らしいロッキンソウル歌謡なんですから、たまりません (^^♪

もちろん、サイケおやじは彼女については全く知るところが無く、告白すれば、このシングル盤にしても、例によって某ネットオークションで纏め落札出来たシングル盤の山の中から掘り出したブツですから、狙ってゲットしたわけじゃ~ないもんですから、そんなこんなの流れの中で、なんとなく針を落として流れ出た演奏と彼女の歌の雰囲気の良さこそは、サイケおやじが常に希求し続けているサウンドに他ならなかったんですねぇ~~ (^^♪

それはイントロからテンションの高いリズムアレンジが強烈で、チャカポコのパーカッションに転がりまくるピアノ、ツッコミも快調なホーンセクション、程好いディストーションを用いたギターの鳴り等々が織りなすアップテンポのカラオケパートをバックを歌う大西睦美のドスの効いた声質による蓮っ葉な節回しは、それこそ最高の極みつき!

ツッパリ風情が滲み出たジャケ写ポートレートに偽り無し歌謡世界はニクイばかりだと思えば、要所で前に出てドライヴするベースや間奏での炸裂するパーカッションとブラスのブレイクに呼応するリズム隊のグルーヴ感は絶対ですよっ!

う~ん、このあたりは当時の馬飼野俊一が十八番のメロディ展開と仕掛けの妙と申しましょうか、歌詞の世界を変えれば、西城秀樹でもイケるはずでしょうねぇ~~♪

そして、こ~ゆ~レコード、こんなに自分好みの歌が知らないうちに制作されていたんですから、あらためて昭和歌謡曲の世界の凄さと見事さに感動させられてしまいましたです (^^♪

ちなみに繰り返しますが、サイケおやじは大西睦美に関する情報は何も知り得ていえいとはいえ、ここに同じ制作スタッフから提供のB面曲「別離の後に」を聴いてみれば、こちらはアコースティックギターをメインに据えながら、ピアノや強いビートを敲きだすドラムスの存在も印象的なシャンソン風味のポップス歌謡に仕上がっており、そこで歌ってくれる彼女の節回しや声の使い方が、なにやら「宝塚」っぽく感じられるんですが、そんなところにも、大西睦美のプロフィールを知る鍵があるんでしょうか?

真相は全く掴めていないとはいえ、大西睦美、大いに気になる歌手です。

もちろん、CD化されていないとしたら、それは犯罪かもしれないと思うばかりで、つまりはデジタル復刻されているならば、歌謡曲ファンには激オススメというわけです (^^)

ということで、言うまいと思えど今日のなんとやら……、本当に暑かったですねぇ~~!?!

うむ、こ~ゆ~時にこそ、アップテンポのロッキン歌謡で熱くなるのも、また一興と思うのでした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もうひとつの女のブルース | トップ | この人だぁ~れ part-139:秋... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歌謡曲」カテゴリの最新記事