OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

コーラで楽しむ黄金時代

2009-05-09 08:30:54 | Pops

Coca-Cola Commercials (Coca-Cola = CD)

サイケおやじと同世代の皆様ならば、アメリカへの憧れは当然の子供時代があったと思いますが、いかがなもんでしょう。

テレビドラマの中の大きな冷蔵庫とかカッコイイ車、金髪のお姉ちゃんに素敵なファッション♪♪~♪ ハリウッドにロックやソウルやモダンジャズ♪♪~♪ もちろんそこへは、ビートルズ以降のイギリスの文化も、所謂欧米というジャンルでゴッタ煮の憧れへと深化していくのですが、それを象徴していたひとつが、コカコーラのコマーシャルだったと思います。

スマートで強い印象を残すロゴ、宣伝に使われるポスターやメタルサインの垢ぬけだデザインは、それまでの日本には無かったセンスだったと思います。

そして決定的だったのがテレビでのコマーシャルでしょう。

スカッとさわやかコカ・コーラ♪♪~♪

そこに出演されているスタアの輝きも素晴らしく、ピンキーとキラーズや加山雄三、後年では矢沢永吉あたりが特に強烈な存在感でした。ちなみに私にとっては永遠の女神=ひし美ゆり子様もウルトラセブンのアンヌ隊員になる半年ほど前の時期に、ちょい役とはいえ、ご出演されたのは有名なエピソードになっています。

で、そうした宣伝活動は、もちろん本国アメリカでも当然でしたが、そこで使われていたコマソン音源を集めたのが、本日ご紹介のCDです。まずは下記のメンツをご覧くださいませ。

 01 The Seekers / 1966
 02 The Seekers
 03 Fontella Bass
 04 Tom Jones
 05 Tom Jones
 06 Patula Clark
 07 Jay & The Americans
 08 Wayne Fontana & The Mindbenders
 09 Jan & Dean
 10 Fredie Cannon
 11 Gary Lewis & The Playboys
 12 Gary Lewis & The Playboys
 13 Patula Clark / 1967
 14 Patula Clark
 15 The Supremes
 16 The Supremes
 17 The Troggs
 18 Lee Dorsey
 19 Lee Dorsey
 20 Leslie Gore
 21 The Vogues
 22 Roy Orbison
 23 The Drifters
 24 Ray Charies
 25 Nancy Sinatra
 26 Joe Tex
 27 The Moody Blues
 28 The Fortunes
 29 Lulu / 1968
 30 Lulu
 31 The American Bread
 32 The American Bread
 33 Jay & The Techniques
 34 Jay & The Techniques
 35 The Box Tops
 36 The Box Tops
 37 The Bee Gees
 38 The Tremeloes
 39 Aretha Franklin
 40 Aretha Franklin
 41 Sandy Poesy
 42 Sandy Poesy
 43 Sandy Poesy
 44 Marvin Gaye & Tammi Terrell
 45 Marvin Gaye
 46 Brooklyn Bridge / 1969
 47 B J Thomas
 48 B J Thomas
 49 Caria Thomas
 50 Jerry Butler
 51 Caria Thomas & Jerry Butler
 52 Vanilla Fudge
 53 Vanilla Fudge
 54 The Moody Blues
 55 The Moody Blues
 56 Ray Charies & Aretha Franklin
 57 Ray Charies & Aretha Franklin
 58 Ray Charies
 59 Aretha Franklin
 60 Tommy Boyec & Bobby Hart
 61 Tommy Boyec & Bobby Hart
 62 The 5th Dimension
 63 The 5th Dimension
 64 Gladys Knight & The Pips
 65 Gladys Knight & The Pips

どうです♪♪~♪ ソフトロックやポップス系からR&B、さらにアートロックやプログレのバンドまで、多士済々でしょう♪♪~♪ 年代的には1966年から1969年までという、所謂大衆音楽の黄金期に作られていたトラックばかりですから、当然といえばそれまでなんですが、こういうリアルタイムでバリバリの人気者ばかりを、しかも人種差別無しに起用していった新進の姿勢というか、商売熱心なところが、やはり違いますねっ!

気になる楽曲では、基本的にはコカコーラの耳に馴染んだ例のコマソンを歌っているわけですが、もちろんそこには短いながらも、ちゃ~んと歌手やグループ独特の個性がきちんと表現されています。

それは「Jan & Dean」が自分達の持ち歌だった「パサディナのおばあちゃん」を大胆に歌い込んだあたりから、特に顕著になっていきますが、それにしても、実に楽しいですよ♪♪~♪ ファンなら、思わずニヤリの連続は保証付きです。

そして全てがレアトラックなのは言わずもがなでしょう。

中でも「Vanilla Fudge」のバージョンはレギュラーのギタリストのヴィンス・マーテルが健康問題から参加出来ず、一説にはジェフ・ペックがギターを弾いたという噂も強い、ゴリゴリのヘヴィロックが堪能出来ます。

個人的にはアレサ・フランクリンとレイ・チャールズが共演したトラック「57」のソウルフルな深い余韻には、震えが止まらないほどに感動させられました。また、モンキーズの裏方として楽しすぎるポップス味が全開の「Tommy Boyec & Bobby Hart」、味付けが濃すぎて???の「Tom Jones」、ほとんど自分達のコマーシャルかもしれない「Gary Lewis & The Playboys」あたりには笑ってしまう楽しさがいっぱい♪♪~♪

ということで、参加ミュージャンの個性豊かなオムニバスとしても最高です。

ちなみにこれは非売品らしく、私は数年前に業界関係者からプレゼントされて感涙したわけですが、いろいろと調べたらヤフオクとかにも出品されているようですね。

黄金の1960年代を楽しむ1枚としては最適ですから、機会があればぜひっ!

最後になりましたが、コーラを初めて飲んだ子供時代には、その味が完全に???

コーラそのものは大正時代から我が国へ輸入されていたと言われていますが、やはり「昭和の味」でしょうね。そして音楽もっ!

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