OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

石川さゆりの素直な歌謡世界

2024-11-10 17:13:20 | 歌謡曲

波止場しぐれ / 石川さゆり (日本コロムビア)

本日の拙サイトでは珍しい、純正ド演歌のご紹介です。

それが昭和60(1985)年に石川さゆりが出した大ヒット「波止場しぐれ」でして、これは作詞:吉岡治&作曲:岡千秋、そして編曲:斉藤恒夫が作り上げた、正にヒットするべくして売れまくったご当地ソングであり、殊更歌詞の世界の情感溢れる歌謡世界が絶品ならば、そこへ附された哀切のメロディにしても、岡千秋の天才性が遺憾なく発揮されたと思うばかり (^^)

そして、もちろん、石川さゆりの歌唱も完璧ですよねぇ~~♪

確か、この年の歌謡曲関連の様々な賞を獲得したのも、それがあっての成果だと思えば、この頃の彼女の素直さが愛おしくもあります。

だって……、最近の石川さゆりの勿体ぶった態度には、聊かの嫌味をサイケおやじは感じていますからねぇ…… (^^;

閑話休題。

で、実は……、この「波止場しぐれ」、入れてもらっている高齢者バンドが先日の老人施設慰問において披露してみれば、なかなかウケが良かったんですよ (^^♪

そ~なると、やっぱり嬉しいのが本音であります。

ということで、こ~ゆ~正統派歌謡曲は不滅という思いを強くすれば、カラオケ人気にも納得してしまいます。

まあ……、自分達の歌と演奏なんて、所詮は自己満足の世界ではありますが、それでも聞いていただける皆様にウケた時の喜びは隠しようもございません (^^)

ひとつの事を共に喜べるというのは、幸せな瞬間なんですねぇ~~♪

今更ながらの実感に感謝です <(_ _)>

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その後の攻め ~ 幻の名曲・名唱は、そんな時に生まれるか

2024-11-09 16:06:49 | 歌謡曲

惑いの午後 / ジュディ・オング (CBSソニー)

昭和の歌謡界はリリース契約が厳しかったというか、とにかく年間3枚ほどのシングル盤を発売せねばならなかったのは、今となっては夢物語の幸せだったとは思いますが、その功罪だって否定出来るものではありません。

平たく云えば、爆発的なヒット曲を出してしまった後の新作レコーディングには、なかなか大きなプレッシャーが確かに存在していたはずですし、件の大ヒットに負けない優れた楽曲を作り出したとしても、それが……、すんなりと受け入れられるとは限らないところに難しさがある事は言わずもがなでありましょう。

例えば本日ご紹介するジュディ・オングの「惑いの午後」は作詞:阿木燿子&作曲:筒美京平、そして編曲:萩田光雄が入念に作り上げた、これがアップテンポのエスニック風ディスコ歌謡の秀作だとサイケおやじは思っているのですが、発売されたのが昭和54(1979)年8月ということは、つまりは彼女が畢生のメガヒット「魅せられて」をロングセラーにしている真っ最中でしたから、この「惑いの午後」を新曲扱いでテレビ等々で披露しても、幾分インパクトが弱かったのは、我々リスナーの思い込みの強さ故の事と云えば、事情は簡単なんですが…… (^^;

現実的にセールスが「魅せられて」には及ばなかったもんですから、今日ではジュディ・オング自身がテレビ等々で歌ってくれる事も稀になっている、幻の名曲・名唱と思うばかり…… (^^;

う~ん、そりゃ~、確かに曲構成に複雑さがあって、なかなかトーシロにはカラオケ等々で歌うのは難しいとは思いますが、普通に聴いている場合には、流れる様な曲展開と要所で小技が効いているアレンジの妙が嫌味になっていないと思いますので、ジュディ・オングならではの安定したノリの歌唱が素直に楽しめるんですよねぇ~♪

当時のテレビ等々で接した実演においても、華麗なファッションにリンクした佇まいと的確なアクションが持ち前の個性にジャストミートしていた記憶が鮮烈に残っておりますので、そのあたりの映像で接してみれば、ジュディ・オングの「惑いの午後」の再評価も確実となるのでしょうか (^^)

ちなみに前述した「エスニック風ディスコ歌謡」の路線は次作「麗華の夢」へと引き継がれ、もちろん制作スタッフも、この「惑いの午後」と同じヒットメーカートリオですから、ぜひっ!

ということで、気がついたら……、昨日投稿していた記事が消失していたのは、これ如何に!?!

やっぱり……、私用PCとスマホの連携が不調の所為かなぁ……。

一応、復旧させていただきましたが、ど~か、本日は無事に掲載されますように <(_ _)>

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定期健診…

2024-11-08 15:57:17 | サイケおやじの日常

内科と眼科を検診から、相変わらず不整脈はそのまんまだし、眼科では緑内障の初期症状とか申し渡され、なかなか自分の健康に不安しかありません……。

まあ……、内科では、なるべくストレスを溜めず、睡眠時間を確保する云々というアドバイスがあったものの、それが可能なら、こんな病気にはならんかったんじゃ~なかろうか!?

とりえず、現在出来る範囲内で、好きな事に邁進したく思っております。

本日は眼底検査で、今でも目の前が真っ白なんで、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

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イノセントなひとりごと ~ 戯言ご容赦

2024-11-07 18:29:25 | 歌謡曲

ひとりごと / 岡田奈々 (NAV / キャニオン)

例え何であろうとも、女の子アイドルにはイノセントな風情が求められていたのが「昭和」という時代の素晴らしさだと思えば、殊更清純派として歌手デビューする場合の楽曲には、それ相応の品格があって然るべきかと思います。

で、その意味でサイケおやじが特に好きなのが、昭和50(1975)年5月に発売された岡田奈々の歌手デビュー曲「ひとりごと」でして、とにかく純情にして可憐な歌詞の世界とクラシックからの幾つかのメロディを巧みにアダプトした曲展開のニクイばかりの仕上がりは、作詞:松本隆&作編曲:都倉俊一が作り出した傑作でありましょう (^^)

しかも、それが岡田奈々というキャラにはジャストミートの決定版であり、ミディアムテンポの穏やかな曲想に決して上手いとは言い難い岡田奈々の歌唱力が活かされているというか、逆に言えば、これを他の歌が上手いアイドルシンガーが演じたとしたら、凡作に……?

―― と、まあ……、そこまで思い込まされる魅力が、この岡田奈々が歌う「ひとりごと」にはあると思うんですが、いかがなものでしょう。

ちょっぴり作り込まされた感もあるジャケ写ポートレートも、これが当時のアイドルには欠かせないイメージであり、そ~した「ワザととらしさ」も、これまたアイドルの条件だったんですよねぇ~~、当時は (^^;

今となっては全てが懐かしいという、そんなこんなもサイケおやじの戯言として、本日はご容赦お願いいたします <(_ _)>

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うへぇ~~▼×?

2024-11-06 16:44:25 | サイケおやじの日常

何故かは不明ですが、私用PCとスマホの連携が全くダメ…… (>_<)

原因は最近不調のスマホと思いたいんですが、そんなこんなで、皆様からのコメントにお返事も出来ず、申し訳ございません <(_ _)>

明日の復調を目指します。

失礼いたしました <(_ _)>

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追悼:梅図かずお ~ トラウマにも感謝あるのみ

2024-11-05 16:26:34 | 追悼

天才漫画家として、殊更サイケおやじの世代にはトラウマ的存在だった梅図かずおの訃報に接しました。

ここ何年かは新作も発表されず、なにやら逼塞されていた感もありますが、故人が描いた夥しい傑作は例えば「紅グモ」「へび少女」「赤んぼ少女」「猫目小僧」等々、少女~少年雑誌で発表していた初期ホラー作品の怖さは過言ではなく、常軌を逸していた仕上がりで、もちろん、そこには細密にしてインパクトの強い画風と人間心理の奥底に誰しもが秘めている意地悪な感情や哀感が子供向けの漫画を超越したエグ味で描かれていましたから、いよいよ「漂流教室」「おろち」「洗礼」「わたしは慎吾」「神の左手悪魔の右手」等々、大人の読者すらも翻弄する聖典の数々は、永久に読み継がれていくにちがいありません。

また、言わずもがなの破天荒ギャグ漫画「まことちゃん」の破壊力(?)にしても、ある意味じゃ~、嫌悪感すら覚えさせられるほどのストレート勝負に徹した成果でありましょう。

何れにせよ、現代の「シバリ」の多い創作活動の世界では、表現そのものに躊躇せざるをえない諸々が、オンタイムでは……、すんなりと受けられられ、怖さと笑いを整理不能のままに我々へ提供してくれた故人の天才性には、あらためて感服させれるのみです。

さて、そんな作品群の中から、サイケおやじが少年時代に夢中にさせられたのが昭和42(1967)年に少年画報へ連載発表の「笑い仮面」でして、物語は太陽黒点の活発な活動によって奇形誕生が続発した「アリ人間」の研究を続ける式島博士が昭和15年、日本軍による弾圧から「笑い仮面」を頭部に溶接圧着された姿で戦後まで生き延び、昭和30年代中頃から一般社会に警鐘を鳴らすも、笑い仮面の容姿の所為で、様々な恐怖と怪奇な事件を……、という展開だったんですが、中でも式島博士が「笑い仮面」を強引に頭部に焼き付けられる場面の怖さは、完全にトラウマですよっ!

いゃ~~、梅図かずお作品の中では、それほどの評価もされていないとはいえ、これが忘れられないというサイケおやじと同世代の皆様だって、少なくないと思っております。

ということで、故人については、とてもとても……。

本日は唯……、一言……、梅図かずお、永遠なれ!

合掌。

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ホッとして

2024-11-04 17:12:09 | サイケおやじの日常

昨日訪れた老人施設での高齢者バンド慰問演奏がウケたことから、施設運営側のご厚意により、本日は別の場所でアンコールライブに行ってきました。

やっぱり、常日頃の身内ウケよりは、気分がイイのは正直な気持ちながら、安易な演奏は禁物と戒めを忘れなかったのが結果オ~ライであったのでしょう。

本日も集まっていただいた皆様に喜んでいただけましたこと、安心と感謝であります <(_ _)>

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ルーツ・オブ・ルナ

2024-11-03 18:32:31 | 歌謡曲

東京っ子 / 柴山モモ子 (クラウン)

掲載したのは「環ルナ」の前身たる柴山モモ子が昭和39(1964)年6月に出した、おそらくは彼女の芸歴においては公式歌手デビュー作であろう「東京っ子」をA面に入れたシングル盤です。

ただし、これは時代的にも決してビート歌謡という仕上がりではなく、むしろ作詞:水島哲&作曲:北原じゅん、そして編曲:たけだのりをが彼女に与えたのはアップテンポの青春歌謡というわけですから、これは「環ルナ」のファンにとっては肩透かしとはいえ、コレクターズアイテム扱いというブツになりましょうか (^^;

もちろん、サイケおやじにしても、そのとおりの所有意識ではありますが、それにしても当時中学生だったと思われる柴山モモ子の溌溂とした歌いっぷりは爽快であり、後の「環ルナ」への萌芽が確かに感じられるんじゃ~ないでしょうか?

皆様ご存じのとおり、彼女は後年、「大杉久美子」等々、複数の芸名を使い分けながら、アニメやテレビドラマの主題歌をレコーディングして、そっち方面での人気も絶大な存在になるわけですが、何を歌っても素晴らしい歌心とビート感を大切にしていたボーカリストでありました (^^)

ということで、それにしても掲載盤のジャケ写イメージは、なかなか大人っぽい雰囲気ですよねぇ~~。

しかも、そこには「’64ミス・クラウン」というウリのキャッチが掲載されているんですから、相当に期待された新人だったわけですねっ!

人生、様々な道があるのも、然り (^^♪

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老人施設へ行く高齢者バンド

2024-11-02 17:17:29 | サイケおやじの日常

明日は入れてもらっている高齢者バンドの面々と共に某老人施設で慰問演奏ということで、現在鋭意練習中です。

しかも、今回は昔、本職の「流し」をやっていたプロが歌ってくれるというもんですから、所謂コラボの練習も、なかなか楽しいですね (^^)

もちろん、当日はアンプラグドですが、サイケおやじだけは特別にエレキを許されたのも助かりました。

ということで、これにて本日は失礼させていただきます <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-166:島田秀子 ~ きっと彼女はナイスバディ

2024-11-01 17:12:05 | 歌謡曲

女のすがた星 / 田島秀子 (東宝レコード)

度々述べておりますが、我が国の歌謡曲は汎用性・雑食性の強いので、そこに洋楽性感度が高く滲み出たとしても許容されるという利点があるもんですから、ジャズやロックの味わいが用いられた楽曲の好ましさは、令和の今日においても、廃るどころから、逆に人気が高まっているんじゃ~ないでしょうか (^^)

本日ご紹介する掲載シングル盤A面に収められた「女のすがた星」も、これは昭和45(1970)年に田島秀子が出したスイングジャズ風味の盛り場歌謡でして、とにかく茜与志夫が綴った歌詞の世界は夜の銀座の女の悲哀とはいえ、これがド演歌ではなく、作曲:中山大全&編曲:長州忠彦が企図制作したのはアップテンポのジャズサウンドで演じられるゴキゲンな昭和歌謡曲なんですねぇ~~ (^^♪

まあ……、オンタイムの流行からすれば、島田秀子の歌唱と曲調そのものに幾分の時代的ズレというか、古いフィーリングが感じられるかもしれませんし、個人的にも、もう少し演歌っぽいコブシを滲ませて欲しかったという思いもありますが、当時を知らない後追いの昭和歌謡曲ファンの皆様にとっては、なかなか琴線に触れる仕上がりじゃ~ないかと、推察する次第です (^^)

ちなみに歌っている島田秀子は例によって、サイケおやじには「この人」シリーズの女性歌手ではありますが、ジャケットスリーブ裏の自己紹介欄によれば、これを出した時点での年齢は22歳、スリーサイズはB:90 - W:60 - H:90 とされていますから、そのグッとシビレるナイスバディはジャケ写ポートレートの着衣越しにも眼力を逞しくさせられるわけでして、しかもニックネームが「ボイン」と記載されいるんですから、さもありなん (^^♪

しかも彼女は所謂「彫の深い」面立ちですからねぇ~~、忽ち篭絡されてしまうは必定の美人歌手だったと思うんですが、いかがなものでしょう (^^;

う~ん、島田秀子のステージギグや水着姿も気になりますねぇ~~♪

ということで、気がつけば、もはや今年も霜月……。

政治の世界の思惑優先の混乱やワールドシリーズ&日本シリーズというプロ野球界の盛り上がりも、現在のサイケおやじにはイマイチ感情移入が出来ないのは、我ながら情けないものを感じるばかり…… (^^;

う~ん、これをボケの前兆して自らを戒めるべく、精進を重ねる所存です <(_ _)>

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