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浅丘ルリ子の「早咲きの花」、おすすめです キャッチホン

2006年08月01日 17時48分44秒 | Weblog
浅丘ルリ子主演の映画「早咲きの花」を見てきました。いい作品です。ご覧いただければと思います。

無前提でご覧いただくのが一番いいと思いますが、抽象的過ぎると思われる方にもう少しご説明します。敗戦間近の豊橋に転校してきた小学生の兄と未就学の妹。兄はほどなく中学生となり、学徒動員で豊川海軍工廠に赴いているさなか、空襲で多くの仲間たちとともに犠牲となります。この兄の妹が大人(浅丘ルリ子)になって、兄をしのぶために豊橋を訪ねてきます。そして高校生の男女と出会います。戦争末期の少年少女と今日の戦争を知らない高校生たちとが浅丘ルリ子を通して交互に行き交う物語です。豊橋、豊川の美しい風景、生き生きとした市民生活を背景にして、悲惨でしかない戦争というものが静かに、じっくりと伝わってきます。

もう少し知りたい方は、次のhpをご覧いただければと思います。
中では予告編がもっとも簡潔です。

  http://www.hayazaki.com/
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強制連行と東京高裁 へそ曲がり

2006年08月01日 17時08分19秒 | Weblog
 7月31日に「中国人強制連行新潟訴訟控訴審」の「口頭弁論」が東京高裁で開かれています。

 この日、中国・青島社会学院研究員である「張 樹楓」さんが、中国・青島での強制連行の実態を証言しています。

 彼は、強制連行にかかわった元労働者協会の事務員・医師ら生存者と遺族など、約40人から聞き取り調査をした結果の内容を証言しています。

 証言の内容は次のようになっています。

1 強制連行被害者は、華北の各地から武装した人間によって汽車に乗せられ、青島の「労工訓練所」に連れてこられた。

2 訓練所はコンクリートがむき出しで、ふとんも敷物もない。食事もふだん食べる量の四分の一から六分の一で、水を飲もうとしてなぐられた人もいた。

3 チフスが所内で流行し、三百人くらいが死んだが、「華北労工協会」の日本人はあまり協力しなかった。

4 日本が青島を占領して以後、「大東亜省」がつくられた。その「大東亜省」の領事館が、華人労工の移入に関するすべての指示を出していた。

などです。


 「華北労工協会」は、華北での労働者の募集、供給、あっせんを行う機関で、日本政府の政策に基づいて設置されたものです。戦争捕虜や日本軍が連行してきた農民、行政機関に割り当てられた供出で連れてころれた者は「労工訓練所」に入れられ、必要な訓練を終えて、日本に送り込まれていた、ということです。


 ここでの「供出」の内容や、日本人に連行された農民のようすなどについて、もっと詳しく知りたいのですが、判決にはあまり期待していません。これまでのような「政治的判決」になるでしょう。
 問題は、この証言を「嘘」として否定するかどうかにあります。今後に注目したいと思います。 



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