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昭和12年が転換点?  落石

2006年08月07日 22時04分10秒 | Weblog

「昭和の決定的瞬間」という本の受け売りです。

昭和12年は、普通選挙で、社会大衆党が議席を伸ばした
いわば、戦前の民主主義の一番高揚した年のひとつ。
それが7月7日の事件で、中国との戦争が始まり、
社会大衆党も戦争に賛成。(あの頃、社会大衆党は、軍部と仲が良かったのですが)
11月には大本営が設置されていく。
これは、事変などではなく、宣戦布告なき戦争です。
12月に中華民国の首都・南京陥落。南京事件。
民主主義がなくなっていく。そして軌道を修正することなく、敗戦。

民主主義が圧殺されて戦争へ、ではなかったという。
民主主義は戦争を阻止する万能薬ではなかったということか?

たしかに民主主義の国、アメリカが世界各地で戦争を起こしています。
民主主義のためといって。

なぜ、日本はずるずると日中戦争にはまり込んでいったのでしょう?
不思議といえば不思議です。
いまも、この体質は変わっていないようにも思えますが。

本を読んだあとに思うことは、また挙国一致のような出来事があった時、
日本国内には、言論の自由はあるのだろうか?
という深刻な疑問です。

アメリカには反戦運動がちゃんと存在しています。
同じ状態で、日本には民主主義は生き残るのでしょうか?
それとも、歴史は繰り返すのでしょうか?




コメント (8)
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