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オシムジャパンの初ゲームについて  文科系

2006年08月10日 18時22分06秒 | スポーツ
 6月28日当ブログで、ワールドカップ日本3戦の総括を僕は書いたが、その最後で、こう書かせて頂いた。
「さて、こうして日本の弱点(当たり弱いこと)は世界に知れ渡った。どう対処したら良いのか。組織的パスカット、パス交換の精度を上げるという以外には無いだろう。走り回って敵ボールにプレスをかけあう、受け手が走り回って味方ボールを受けてあげあう。そういう組織的精度と走り続けることでは絶対にどこにも負けないこと。幸い次のオシム監督は『走るサッカー』の日本に、さらにその『走りの自主的組織化』を教えてくれた監督である。最適任者だと思う。あのボスニアのサラエボの出身。旧ユーゴ最後の黄金期の代表のような人。子飼いの選手たちが民族毎に分かれていった悲劇と平和の尊さとを誰よりも知っている人でもある。特に熱い拍手を送りたい!」

昨日のゲームは、最初の30分は全くここに書いたようなゲームをして、開始22分までに2点を入れてくれた。つまり、「走り回って敵ボールにプレスをかけあう、受け手が走り回って味方ボールを受けてあげあう」というゲームを。敵がボールを持てば直ぐに2~3人が飛び込んでいく。味方がボールを奪ったら2人、3人とボールを貰うために敵のいないところへ走り出す。だから常に集団とボールが滞ることなく、ごちゃごちゃと目まぐるしく動いている。日本の理想ゲームの姿だ。こういうゲームをこそ日本の活路だと望んでいたオシムでさえ「思っていた以上の部分もあった」と褒めている。ただしこれは前半30分までのこと。あとは全く駄目だった。最後の15分、名古屋グランパスの中村が入ったころから、交代選手が増えたこともあってちょっと良い展開サッカーになっていたようだったが。それでもJリーグナンバーワンの浦和守備陣主体で、ほとんど危なげなく軽々と逃げ切ったのだった。

何よりの収穫は、選手たちがこう語ったことだ。「疲れるけど、楽しい」(トゥーリオ、サントス)、「希望を持てるような戦い方をしていた」(川口)。

こういうゲームってジーコが理想にしたものでもある。ただし彼はこんなゲームもしたが、正反対のゲームも多く、ムラがありすぎた。ジーコの良い部分を受け継いでオシムは、全くムラのない、展開サッカーばかりにしてくれることだろう。本当に楽しみだ。賢い監督なのである。

コメント (5)
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