天皇について敗戦直後の人がどう思っていたのか?
ちょっと面白い記事です。
国民輿論の動向 首相への投書
という見出しで次の様な記事がありました。
政治問題への投書67通
中心議題は天皇制に関するもので、問題が世界批判の対象に
なりつつある現在、国民志向の一半が窺われるのだが、
国体護持の一線を堅持する15に対して、
廃止を主張するもの2、
天皇の責任追及及び退位の要求がそれぞれ4、
となり、この天皇制批判の側に立つ合計10通は
比率的に見て前例のない最初の高率を示している。
その他には、軍閥戦犯者の徹底的処罰要求の6、
京都遷都説4を算えるのが注目される。
これは、最近一ヶ月の首相への投書337通を
分析したものだそうです。
食糧問題の50通より多いのが注目されます。
といっても、投書などできる人は、それなりに
余裕のある階層だったかも知れません。
それにしても考え方は割れていますね。